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開幕戦で魅せたメッシの完全復活に欧州メディアは太鼓判! 一方でパリSGとの来夏以降の契約延長には疑問符

THE DIGEST編集部

2022.08.10

開幕戦で2ゴールと躍動したメッシ。ネイマールとの絶妙な連係も見られた。(C) Getty Images

 今夏、キリアン・エムバペの残留&大型契約更新や、大規模なジャパンツアーなどでサッカー界に話題を提供したパリ・サンジェルマンが、現地時間8月6日にリーグアン開幕戦のクレルモン戦で5-0の大勝を飾るという、好発進を切った。

【動画】メッシの超美弾も飛び出した開幕戦! PSGがネイマールの1G3Aなどで大勝発進
 日本での3試合では、スター選手たちがハイレベルなプレーで多くのゴールを生み出して全勝を飾り、フランス・スーパーカップでもカップ王者のナントを4-0で撃破して早くもタイトル獲得と、強さを見せていたパリSGは、エムバペを負傷で欠いた敵地でのリーグ初戦でも主導権を握って格下相手にゴールショーを展開。ここでネイマールは1ゴール・3アシストという秀逸の活躍を見せたが、彼に負けないインパクトを残したのが、2ゴールのリオネル・メッシだった。

 9分にネイマールの先制点を、「狙ったプレーか、トラップミスか?」で話題になったワンタッチプレーでお膳立てした背番号30は、以降、幾度も相手ゴールに迫った後、80分にカウンターでの高速ドリブルからネイマールのリターンを受けて加点、さらにその6分後には、タイミング良く前線に走り込んでレアンドロ・パレデスの縦パスを引き出すと、後ろ向きでこれを胸トラップ、浮き球をオーバーヘッドでゴールに流し込む美技で試合を締めてみせた。

 見る者を大いに魅せた35歳に対しては各方面から賛辞が寄せられたが、スポーツ専門放送局『EUROSPORT』は、昨夏にキャリアの全てを過ごしてきたバルセロナを離れてパリSGに加入するも、ベストからは程遠い出来に終わったメッシが、果たして今季、復活した姿を見せられるかどうかを検証している。

 そのカギを握る存在として、同メディアは新監督であるクリストフ・ガルティエを挙げ、彼が採用した3-4-3が効果を発揮し、メッシやネイマールが自由に動き回り、アクラフ・ハキミとヌーノ・メンデスの両WBも活きていると評価。「2人の規律あるMFと3人のCB、そして彼らのフォローを受けてサイドの隅々までカバーできる2人のWBは、メッシが活躍できるシステムを構築する。それがうまく機能すれば、ガルティエは"天才"と見なされるだろう」と綴った。
 
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