J1リーグは12月7日に第34節の9試合を開催する。2019シーズンの最終節となる試合を前に、最終節での2つの注目点を確認しよう。
今節最大の注目は優勝の懸かる大一番。1位の横浜F・マリノス対2位のFC東京の直接対決だ。
横浜は岡田武史氏が監督を務めていた2004年以来15年ぶりの、FC東京はクラブ初の、J1制覇となる。
ただし、横浜は4点差以上での負けでなければ優勝が決まる断然有利な状況だ。なおかつ、攻撃陣が好調をキープしているのも心強い。仲川輝人は直近の5試合全てで得点を挙げ、チームを5連勝に貢献。チームメートのマルコス・ジュニオールに並び15点で得点ランキングトップタイに躍り出ている。
一方のFC東京は、前回対戦した6月29日の17節では4-2で勝利を収めている。通算対戦成績でも17勝8分12敗とやや分があるなど、好材料は少なくない。気掛かりなのは、チーム得点王にして、前線からの守備でも大きく貢献していたディエゴ・オリヴェイラの欠場が濃厚なことだ。前節は浦和相手に途中出場から得点を挙げた田川亨介らの奮起は不可欠で、チームの総力が問われるだろう。
もう一つの注目は残留争い。14位・清水エスパルス、15位・サガン鳥栖、16位・湘南ベルマーレが対象で、いずれかの1チームがJ1参入プレーオフに回る。
勝点35の湘南は、18位の松本山雅と敵地で対戦。勝利すれば自力での残留が決まる。逆に負けると16位が確定するが、ここ2試合では上位チームを相手に1勝1分と勝点を手にしており、調子は上向きだ。
一方、ともに勝点36の鳥栖と清水は、清水のホームで直接対決を迎える。得失点差で上に立つ鳥栖は引き分け以上で残留が決まるが、清水が自力残留を決めるには勝利が必要だ。
DAZNの発表したデータでは、清水はホーム勝率37.5%、対する鳥栖はアウェー勝率18.8%。清水はリーグワーストの69失点と守備に不安を抱えるものの、ホームで戦えるのは大きなアドバンテージになる。アウェーを苦手にしている鳥栖としては、まずは守備の安定を最優先に考え、失点しない戦い方を徹底したいところだ。
優勝と残留が懸かった大一番は、最後まで目の離せない戦いになるのは間違いない。運命のJ1リーグの最終節は、12月7日14時に各地で一斉にキックオフされる。
構成●サッカーダイジェスト編集部
今節最大の注目は優勝の懸かる大一番。1位の横浜F・マリノス対2位のFC東京の直接対決だ。
横浜は岡田武史氏が監督を務めていた2004年以来15年ぶりの、FC東京はクラブ初の、J1制覇となる。
ただし、横浜は4点差以上での負けでなければ優勝が決まる断然有利な状況だ。なおかつ、攻撃陣が好調をキープしているのも心強い。仲川輝人は直近の5試合全てで得点を挙げ、チームを5連勝に貢献。チームメートのマルコス・ジュニオールに並び15点で得点ランキングトップタイに躍り出ている。
一方のFC東京は、前回対戦した6月29日の17節では4-2で勝利を収めている。通算対戦成績でも17勝8分12敗とやや分があるなど、好材料は少なくない。気掛かりなのは、チーム得点王にして、前線からの守備でも大きく貢献していたディエゴ・オリヴェイラの欠場が濃厚なことだ。前節は浦和相手に途中出場から得点を挙げた田川亨介らの奮起は不可欠で、チームの総力が問われるだろう。
もう一つの注目は残留争い。14位・清水エスパルス、15位・サガン鳥栖、16位・湘南ベルマーレが対象で、いずれかの1チームがJ1参入プレーオフに回る。
勝点35の湘南は、18位の松本山雅と敵地で対戦。勝利すれば自力での残留が決まる。逆に負けると16位が確定するが、ここ2試合では上位チームを相手に1勝1分と勝点を手にしており、調子は上向きだ。
一方、ともに勝点36の鳥栖と清水は、清水のホームで直接対決を迎える。得失点差で上に立つ鳥栖は引き分け以上で残留が決まるが、清水が自力残留を決めるには勝利が必要だ。
DAZNの発表したデータでは、清水はホーム勝率37.5%、対する鳥栖はアウェー勝率18.8%。清水はリーグワーストの69失点と守備に不安を抱えるものの、ホームで戦えるのは大きなアドバンテージになる。アウェーを苦手にしている鳥栖としては、まずは守備の安定を最優先に考え、失点しない戦い方を徹底したいところだ。
優勝と残留が懸かった大一番は、最後まで目の離せない戦いになるのは間違いない。運命のJ1リーグの最終節は、12月7日14時に各地で一斉にキックオフされる。
構成●サッカーダイジェスト編集部