現地5月11日、アジアサッカー連盟(AFC)は来年1月にカタールで開催されるAFCアジアカップ2023の組み合わせ抽選会を行ない、史上最多5度目の優勝を狙う日本代表はイラク、ベトナム、インドネシアと同じグループDに入った。
2024年1月12日から2月10日までの約1カ月間に渡って開催される同大会には、合計24カ国が参加。各組4か国ずつ総当たりのグループステージを実施し、各組の上位2か国と各組3位のうち成績上位4か国の合計16か国が決勝トーナメントに進出する。
過去最多4度の優勝を誇る日本代表は、前回2019年大会で決勝に進出するもカタールに敗れ、準優勝。今大会は2011年以来となる3大会ぶりの優勝を目指す。
日本代表の対戦国が決まったなかで、注目を浴びたのは初戦(1月14日)で対戦するベトナム代表だ。というのも同国の監督の座に就いている人物が、かつて日本代表を指揮したフィリップ・トルシエ監督である。
アジア杯の抽選会に出席した日本代表の森保一監督は組み合わせが決まり、多士済々な顔ぶれを見て「非常に厳しいグループに入ったと思います」と印象を語っており、「対戦国の監督が日本のことをよく知る監督も多いので、我々もしっかり対策して準備して、臨まなければいけないと思います」と気を引き締めた。
日本のことをよく知る監督というのは、もちろんトルシエ監督を指していることは明白である。同監督が率いるベトナム代表に対し、森保監督が警戒心を強めるなか、"古巣対決"にベトナムメディアも興味を注いでいるようだ。
ベトナムの日刊紙『Tuoitre』は「日本とイラクが格上相手であるため、ベトナムにとってこのグループは簡単ではない」と厳しいグループに入ったと伝えている。そのうえで、「興味深いのは、ベトナムが日本と同じグループに入ったことで、フィリップ・トルシエ監督が古巣と再会する機会があるということだ。トルシエ氏はかつて、1998年から2002年まで日本代表を率いていた」と綴り、ワールドカップで日本代表を史上初めてベスト16に導いたフランス人指揮官が古巣と対戦する機会を得たと記した。
別の日刊紙『Nhandan』は、トルシエ監督の手腕に期待しているようだ。同紙は「このグループで、ベトナムが対峙する最強の相手は日本だ」と強調。「両チームの前回対戦は2022年ワールドカップアジア最終予選であり、当時は日本のホーム(埼玉スタジアム)でベトナムが1-1で引き分けたのは驚きだった」と昨年3月の対戦を振り返り、「ベトナムにとって日本との5度の対戦(4敗)のうち、唯一の引き分けであった」と述べ、格上の日本に歴史的ドローを演じた激戦の"再現"に少なからず期待を込めている。
他のベトナムメディア『THETHAO247』もドローの結果を受け、「日本は現時点でアジアナンバー1のチームだ」と優勝候補筆頭に挙げており、選手層の差に戦々恐々としているが、はたして本番ではいったいどんな展開になるのだろうか。アジアの覇権奪還を狙う日本代表にとっては、初戦から難敵を迎え討つことになる。
構成●THE DIGEST編集部
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2024年1月12日から2月10日までの約1カ月間に渡って開催される同大会には、合計24カ国が参加。各組4か国ずつ総当たりのグループステージを実施し、各組の上位2か国と各組3位のうち成績上位4か国の合計16か国が決勝トーナメントに進出する。
過去最多4度の優勝を誇る日本代表は、前回2019年大会で決勝に進出するもカタールに敗れ、準優勝。今大会は2011年以来となる3大会ぶりの優勝を目指す。
日本代表の対戦国が決まったなかで、注目を浴びたのは初戦(1月14日)で対戦するベトナム代表だ。というのも同国の監督の座に就いている人物が、かつて日本代表を指揮したフィリップ・トルシエ監督である。
アジア杯の抽選会に出席した日本代表の森保一監督は組み合わせが決まり、多士済々な顔ぶれを見て「非常に厳しいグループに入ったと思います」と印象を語っており、「対戦国の監督が日本のことをよく知る監督も多いので、我々もしっかり対策して準備して、臨まなければいけないと思います」と気を引き締めた。
日本のことをよく知る監督というのは、もちろんトルシエ監督を指していることは明白である。同監督が率いるベトナム代表に対し、森保監督が警戒心を強めるなか、"古巣対決"にベトナムメディアも興味を注いでいるようだ。
ベトナムの日刊紙『Tuoitre』は「日本とイラクが格上相手であるため、ベトナムにとってこのグループは簡単ではない」と厳しいグループに入ったと伝えている。そのうえで、「興味深いのは、ベトナムが日本と同じグループに入ったことで、フィリップ・トルシエ監督が古巣と再会する機会があるということだ。トルシエ氏はかつて、1998年から2002年まで日本代表を率いていた」と綴り、ワールドカップで日本代表を史上初めてベスト16に導いたフランス人指揮官が古巣と対戦する機会を得たと記した。
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他のベトナムメディア『THETHAO247』もドローの結果を受け、「日本は現時点でアジアナンバー1のチームだ」と優勝候補筆頭に挙げており、選手層の差に戦々恐々としているが、はたして本番ではいったいどんな展開になるのだろうか。アジアの覇権奪還を狙う日本代表にとっては、初戦から難敵を迎え討つことになる。
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