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やはりセルティックは日本人MF獲得へ動く!? 英メディアが「フルハシのパートナー」として注目する伊藤涼太郎の欧州移籍に見解

THE DIGEST編集部

2023.05.24

J1でブレイク中の伊藤(右)は、今夏の欧州移籍が実現するのか? そして、古橋との共闘は? (C) Getty Images、滝川敏之

 今月に入り、スコットランドリーグ制覇を成し遂げたセルティックが、J1アルビレックス新潟の伊藤涼太郎の獲得を検討しているとのニュースが報じられた。古橋亨梧、旗手怜央、前田大然といった日本人選手が所属する欧州の名門に、Jリーグからさらに新たなプレーヤーが加入するという噂はスコットランド国内、そして日本のメディアやファンを大いに賑わせた。
 
 そのニュースから間もなく、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督による獲得を否定するコメントが伝えられたものの、海外にもその名が知れ渡ることとなった伊藤の注目度は高まり続けている。

 新潟ではJ2を戦った昨季からチームの大黒柱となってきており、今季J1でもここまで全試合に出場、リーグ3位タイの7ゴールを記録。高い得点力の他、ゲームメイク能力にも長け、ハットトリックも達成するなど勝負強さとスター性も備えている。現在25歳とまさに選手としての絶頂期を迎えようとしているミッドフィールダーの去就には、欧州メディアから少なからぬ関心が寄せられている。

 英サッカーサイト『Football FanCast』は現地時間5月23日のトピックにおいて、伊藤を「この夏のターゲット」と報じており、セルティックの獲得候補であると見解を綴っている。

 記事では「ポステコグルー監督は次の移籍市場で中盤と攻撃を強化することを望んでいる」として、クラブの動向に言及。その上で「フープスがアルビレックス新潟のリョウタロウ・イトウの獲得を検討している」と今月上旬の英国内の報道を辿っている。

 さらに同メディアでは、伊藤の特徴を紹介するとともに「クラブはこの25歳を注視していると主張し、ファイナルサードでキョウゴ・フルハシのパートナーになる可能性があるとしている」と記しており、エースストライカーとのコンビ実現にも期待を寄せた。

 また「新潟のマエストロはポステコグルーにとって、中盤で際立った創造力を発揮する存在となるかもしれない」として、そのプレースタイルを評している他、「イトウがスコットランドでの生活に適応できれば、10番のポジションから彼の創造性を発揮できる」と活躍への見込みを示している。

 Jリーグのフィールドでは毎試合のように、敵陣を支配し相手ゴールを脅かし続けている伊藤涼太郎。海外移籍が実現すれば、その圧倒的なテクニックはさらに広く、欧州全体から注目を集めるようになるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】魅惑のマエストロ、伊藤涼太郎のJ1序盤戦プレー集

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