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「日本人選手は熱狂の中でエンディングを迎えた」 久保建英、最終節は“ドリブル・モード”でマーカーを翻弄!! 現地メディアも絶賛のパフォーマンス!

THE DIGEST編集部

2023.06.06

キャリアハイの成績を残した2022-2023シーズンの久保。(C)Getty Images

 現地時間6月4日に行なわれたラ・リーガ最終節で、レアル・ソシエダはセビージャに2-1で勝利。21勝8分け9敗の4位という好成績で今シーズンの全日程を終了した。

 ヨーロッパリーグで史上最多7度目の優勝を飾ったセビージャを本拠地レアレ・アレナに迎えた一戦、「チュリウルディン」(ソシエダの愛称。白と青の意)は27分にゴール前でアンデル・バレネチェアが粘って後ろに戻したところを、ブライス・メンデスがダイレクトでゴール右隅に流し込んで先制。73分にはアレクサンダー・セルロトのラストパスを受けたモハメド=アリ・ショがラ・リーガ初得点を決め、セビージャの反撃を77分のエリク・ラメラの1点に抑えた。

 加入1年目の2選手のゴールで白星を飾った今シーズンのラストマッチは、同じく今シーズン加入組のひとりである久保建英も定位置の右サイドで躍動。得点やアシストには結びつかなかったものの、ドリブルをはじめとする技巧的かつスピーディーなプレーでマーカーらを翻弄し、72分にベンチに退くまで、ソシエダの攻撃に貢献してみせた。
 
 キャリアハイの9得点・4アシスト(公式戦9得点・6アシスト)を記録し、試合後は自身のSNSで「今シーズンラストゲームをホームで勝利する事が出来て嬉しいです!! 一年間応援ありがとうございました(原文)」と投稿。最終節当日に誕生日を迎えた22歳に対し、イマノル・アルグアシル監督は「タケは今シーズン、チームに素早く適応してくれた。非常に満足しているし、誇りにも思っている。彼は素晴らしいシーズンを過ごしたが、まだ若く、多くの才能を持っており、もっと貢献できる」と称賛とともに、今後へのさらなる期待を示した。

 現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「久保は非常に調子が良く、今シーズンの10点目を狙っていた。ゴールはならなかったものの、ここ数か月の好調を維持し、ドリブルでファンを席から立ち上がらせた」「多くの遊び心溢れるプレーでセビージャの厳しいプレッシャーをかいくぐった」「ラ・レアルの攻撃を見事にリードした」と称賛し、3点満点の採点では多くのチームメイトと同様に「2」の最高点を与えている。
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