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リーグ年間ベスト11、チームMVP…鮮烈な印象を残した久保建英をスペイン・メディアも激賞!「進化は絶え間なく進み、絶好調のままシーズンを終えた」

THE DIGEST編集部

2023.06.09

スペイン紙選定のラ・リーガ年間ベスト11にも選ばれた久保建英。(C)Getty Images

 今季より加入したレアル・ソシエダの4位&チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大貢献した久保建英。自身はキャリアハイの9得点・6アシスト(公式戦)を記録し、それ以上の鮮烈な印象を見る者に与えた。

 レンタル先でもがき苦しんだ過去数シーズンと違い、自身が最も活きる環境を手に入れた日本人アタッカーは、出場するほとんどの試合で積極的に仕掛け、技巧的かつスピーディー、そして創造性溢れるプレーで相手のマーカーを翻弄し、現地メディアからもたびたび最高殊勲者として賛辞を贈られた。

 そして現在、シーズンを総括している各メディアも、久保に対してはやはりポジティブな評価を下し、これまでにも米国の大手スポーツ専門サイト『The Athletic』やスポーツ専門チャンネル『ESPN』などがラ・リーガの「今季ベスト11」に彼を選出。スペイン国内メディアでも、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は以下の通りに、11傑の中に22歳になったばかりのウインガーを加えている。

◇GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
◇DF
ナウエル・モリーナ(アトレティコ・マドリー)
ロナルド・アラウホ(バルセロナ)
アレックス・バルデ(バルセロナ)
◇MF
マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)
アブデ・エザルズリ(オサスナ)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)
イシ・パラソン(ラージョ・バジェカーノ)
◇FW
久保建英(レアル・ソシエダ)
ロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)
ヴィニシウス・ジュ二オ―ル(レアル・マドリー)
 
「多くの選択肢の中から選ぶのは非常に難しかった」という「理想の11人」を発表した同メディアは、久保について「ラ・レアルにおける日本人選手のパフォーマンスはエクセレントであり、CLでプレーするという彼の夢は満たされるだろう」と寸評を綴った。

 また、同メディアはクラブ単位でも評価を下しており、ソシエダについてはまず、「ラ・レアルはスター選手や会長ではなく、コーチのチームだ。イマノル・アルグアシル監督は選手から最高のフォームを引き出した」と指揮官の功績を称えた後、「個々の最高のパフォーマンスにより、チームとして成功を収め、CL出場権を手にした」と続け、なかでも久保とイゴール・スベルディアをチームのMVPに挙げている。
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