2022-23シーズン、世界最高峰リーグといわれるプレミアリーグで6位という好成績を収め、クラブ史上初となる欧州カップ戦への出場権を獲得したブライトン。ロベルト・デ・ゼルビ監督に率いられた集団はプレー内容に結果が伴う、リーグ屈指の魅力的な集団だった。
そうなれば、他のビッググラブから関心を集めるのは当然であり、昨年末のカタール・ワールドカップで優勝メンバーとなったアルゼンチン代表MFのアレクシス・マク・アリステルは去就に関する様々な憶測が飛び交った末に、早々にリバプールに引き抜かれ、同じく注目の的だったモイセス・カイセドは現在、チェルシーとの交渉が佳境を迎えていると言われている。
最悪、昨季の躍進の原動力とも言える主力を2人も失うかもしれないブライトンに、地元メディアの『Sussex Express』も注目し、新シーズンでも“トップ6”の座をキープできるのかどうかを戦力的な見地から検証。「最も重要な戦力を失う可能性が高いため、その成果を繰り返すのは困難を伴う課題となるだろう」と綴りながらも、戦力補強は順調に進んでいるとも指摘する。
「ブライトンは、すでに次の戦線に向けて活躍している。移籍市場の開始時に、彼らはワトフォードから3000万ポンド(約55億円)でブラジル人アタッカーのジョアン・ペドロを獲得し、クラブの移籍記録を破った。パワフルで巧みな21歳は、デ・ゼルビ監督の攻撃オプションに新たな次元を加え、欧州カップ戦では欠かせない選手となる可能性がある」
「ジェームズ・ミルナーはリバプールでの8年間で成功を収めた後にフリーで加入し、ドイツ人プレーメーカーのマフムド・ダフードもドルトムントからフリーでブライトンと契約。またオランダの20歳の守護神、バルト・フェルブルッヘン(アンデルレヒト)が1600万ポンド(約29億円)の移籍に合意したことで、ブライトンはゴール前の守備にもさらなるクオリティーを加えた」
「ブライトンはまた、チェルシーからの1年間のレンタルで成功を収めたレビ・コルウィルを完全移籍で獲得することに、引き続き関心を示している。『シーガルズ』は『ブルーズ』から4000万ポンド(約73億円)の入札を拒否されたと報じられているが、この20歳のCBを獲得するために移籍記録を再び更新する用意ができている」
同メディアは、「ブライトンにとって、経験と若い才能が好融合し、ピッチのあらゆる領域にパワーを与える彼らの獲得は、非常に有益だ」とブライトンの補強計画を評価。「(欧州カップ戦への参戦による)来季の試合数の増加は、新戦力とチームのクオリティーを計る上で、大きな試金石となるだろう」と指摘しながらも、「移籍市場でも順調な進歩を遂げており、デ・ゼルビの下では、スタイルに自信とアイデンティティーを持っている」と、ポジティブな展望を示した。
新たな戦力を加えて、未知の戦いに臨む新シーズンのブライトン。言うまでもなく、現有戦力の活躍は不可欠となるが、その中では三笘薫も重要な役割を担うことになる。初めてのプレミアリーグでセンセーションを巻き起こしたドリブルスターには、現在、トッテナムなどが関心を寄せているようだが、『シーガルズ』とは契約延長の方向で進んでいるようだ。
この26歳については、スペインのスポーツ紙『MARCA』が改めてそのドリブルの能力を取り上げ、シーズン中にも再三話題となった大卒の選手であること、そして大学でドリブルについての論文を書いたことを紹介するとともに、「創造性よりも戦術と秩序が優先され、ドリブラーがますます減少している時代に新風を吹き込んでいる。日本代表選手は、ピッチ上で他とは異なる選手であるだけでなく、大学の論文で示されているように、知性的にも学術的にも優れた隠れた宝石である」と絶賛した。
他にも、同メディアから「デ・ゼルビ監督は、彼がドリブル技術をどれほど熱心に研究してきたかを確実に高く評価している」「毎年進歩し続ける献身的な選手だ」と賛辞を贈られた三笘が、チームの躍進の維持にどれだけ貢献できるか。新シーズンに向けて、新たな興味を提供している。
構成●THE DIGEST編集部
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最悪、昨季の躍進の原動力とも言える主力を2人も失うかもしれないブライトンに、地元メディアの『Sussex Express』も注目し、新シーズンでも“トップ6”の座をキープできるのかどうかを戦力的な見地から検証。「最も重要な戦力を失う可能性が高いため、その成果を繰り返すのは困難を伴う課題となるだろう」と綴りながらも、戦力補強は順調に進んでいるとも指摘する。
「ブライトンは、すでに次の戦線に向けて活躍している。移籍市場の開始時に、彼らはワトフォードから3000万ポンド(約55億円)でブラジル人アタッカーのジョアン・ペドロを獲得し、クラブの移籍記録を破った。パワフルで巧みな21歳は、デ・ゼルビ監督の攻撃オプションに新たな次元を加え、欧州カップ戦では欠かせない選手となる可能性がある」
「ジェームズ・ミルナーはリバプールでの8年間で成功を収めた後にフリーで加入し、ドイツ人プレーメーカーのマフムド・ダフードもドルトムントからフリーでブライトンと契約。またオランダの20歳の守護神、バルト・フェルブルッヘン(アンデルレヒト)が1600万ポンド(約29億円)の移籍に合意したことで、ブライトンはゴール前の守備にもさらなるクオリティーを加えた」
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同メディアは、「ブライトンにとって、経験と若い才能が好融合し、ピッチのあらゆる領域にパワーを与える彼らの獲得は、非常に有益だ」とブライトンの補強計画を評価。「(欧州カップ戦への参戦による)来季の試合数の増加は、新戦力とチームのクオリティーを計る上で、大きな試金石となるだろう」と指摘しながらも、「移籍市場でも順調な進歩を遂げており、デ・ゼルビの下では、スタイルに自信とアイデンティティーを持っている」と、ポジティブな展望を示した。
新たな戦力を加えて、未知の戦いに臨む新シーズンのブライトン。言うまでもなく、現有戦力の活躍は不可欠となるが、その中では三笘薫も重要な役割を担うことになる。初めてのプレミアリーグでセンセーションを巻き起こしたドリブルスターには、現在、トッテナムなどが関心を寄せているようだが、『シーガルズ』とは契約延長の方向で進んでいるようだ。
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他にも、同メディアから「デ・ゼルビ監督は、彼がドリブル技術をどれほど熱心に研究してきたかを確実に高く評価している」「毎年進歩し続ける献身的な選手だ」と賛辞を贈られた三笘が、チームの躍進の維持にどれだけ貢献できるか。新シーズンに向けて、新たな興味を提供している。
構成●THE DIGEST編集部
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