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PO準決勝でジョージア代表のクバラツヘリアが出場停止「損失だが、才能ある若者がたくさんいる」OBでトビリシ市長のカラーゼは自信【EURO2024】

THE DIGEST編集部

2023.11.25

プレーオフ準決勝は出場停止のクバラツヘリア(左)と代表チームを信頼するOBのカラーゼ。(C)Getty Images

 EURO2024本大会出場をかけた予選プレーオフ準決勝が24年3月21日に行なわれる。パスAはウェールズ対フィンランド、ポーランド対エストニア、パスBはボスニア・ヘルツェゴビナ対ウクライナ、イスラエル対アイスランド、パスCはジョージア対ルクセンブルク、ギリシャ対カザフスタンという対戦となった。それぞれ勝者が勝ち上がり、さらに決勝(同26日)を制した3か国が、EURO本大会に出場。いずれも激戦必至の一発勝負となる。

【動画】EURO予選のスペイン戦で決めたクバラツヘリアのゴールをチェック!

 このなかで注目なのが、ワールドカップにもEUROにも一度も出場したことがないジョージアだ。元フランス代表DFのウィリー・サニョール監督が率いるジョージアは、予選グループAでスペイン、スコットランド、ノルウェーに次ぐ4位となり、UEFAネーションズリーグの成績でプレーオフに進出。準決勝のルクセンブルク戦も、勝ち上がった場合の決勝も、ホームのトビリシで試合を行なえるため、本大会初出場の期待がかかっている。

 ジョージアの中心選手は、ナポリのフビチャ・クバラツヘリア。2022-23シーズンに台頭してナポリの33年ぶりのスクデットに貢献した22歳の左ウイング/FWだ。ほかにもバレンシアの守護神で23歳のジョルジ・ママルダシュビリ、昨シーズンのメスで23得点を決めてフランス2部MVP&得点となり、今夏にアヤックスに移籍した23歳のジョルジュ・ミカウタゼ、22歳のサイドアタッカーのズリコ・ダビタシュビリ(ボルドー)、代表の10番を背負う24歳のジョルジ・チャクベタゼ(ワトフォード)ら、とくに20代前半の有望なタレントを多く抱えている。
 
 プレーオフ準決勝のルクセンブルク戦では大黒柱のクバラツヘリアが累積警告で出場停止となる。しかし、現役時代にミランなどでプレーした代表OBで、現在はジョージアの首都トビリシで市長を務めるカハ・カラーゼは代表チームの勝利に自信を持っている。ジョージアメディアの『CRYSTAL SPORT』などが伝えた。

「サッカーは何でも起こりえるから面白い。もちろん、チームリーダーでワールドクラスのクバラツヘリアの不在は大きな損失だ。しかし、サッカーはひとりでプレーするものではない。チームには才能のある若い選手がたくさんいる。ジョージア代表の勝利を祈っているし、結果は必ず出ると信じている」

 クバラツヘリアを欠くジョージアが、自国のトビリシで開催されるプレーオフ準決勝でどのような結果を残すだろうか。なお、本大会の組み分け抽選会は12月2日18時に、開催国ドイツのハンブルクで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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