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海外サッカー

「メッシに続いてC・ロナウドも…」中国でのアル・ナスルの親善試合が突然延期に「ふたたび笑いの種に」「サッカー砂漠地帯だ」地元メディア嘆き

THE DIGEST編集部

2024.01.24

中国で謝罪会見を開いたC・ロナウド。(C)Getty Images

中国で謝罪会見を開いたC・ロナウド。(C)Getty Images

 アジアカップのグループステージで敗退した中国代表に続いて、中国サッカー界に激震が走った。1月24日と28日に中国国内で予定されていた、クリスティアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスルと中国クラブの親善試合が突然延期となってしまったのだ。

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 中国でトレーニングキャンプを行なっているアル・ナスルは、24日に上海申花と、28日に浙江と親善試合を行なう予定だった。しかし、C・ロナウドがふくらはぎを負傷したため2試合とも延期の決定が下された。

 この件で会見を開いたC・ロナウドは、中国のファンに謝罪した。「中国のファンには申し訳ない。きょうは悲しい日だ。私はいくつかの問題を抱えている。22年間サッカーをやってきて、私は怪我をあまりしない選手なんだ。アル・ナスルと私はツアーを楽しむために中国に来た。中国には2003年から来ているから、ここが第2の故郷だ。悲しい気持ちもある。ファンたちも悲しいだろうけど、ポジティブに捉えてほしい。試合を実現させて、またここに戻ってきたい。必ず戻ってくる。それが今の目標だ。だから悲しまないで」と語った。

 これを受けて、中国メディア『Sohu』は、「中国サッカーがふたたび笑いの種となった。中国サッカーは砂漠地帯だ。世界のサッカーとは異なっていることを示している」と嘆いた。
 
「中国サッカーが“砂漠化”したという表現は、完全な真実だ。プロリーグは1994年の発足から30年かけて発展してきたが、ワールドカップには1回しか出場していない(2002年の日韓大会。日本と韓国がいない予選を勝ち抜いた)。国内リーグではこの20年で120以上のクラブが解散・消滅。リーグは年を追うごとに衰退している」

 また、2023年11月にはリオネル・メッシが加入したインテル・マイアミが、中国ツアーを行なうと発表しておきながら、主催者が「不測の事態があった」として、開催を中止。同メディアも「メッシに続いてC・ロナウドも…。親善試合が次々と中止になっている」と伝えた。

 さらに、「この国にはサッカーを育む土壌がないことは、数々の事実が証明している。この国はサッカー砂漠地帯なのだ」と、サッカー文化の定着が困難な状況を記事の最後にあらためて強調した。

構成●THE DIGEST編集部

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