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日本代表

断トツの優勝候補→痛恨の8強止まり…森保Jのアジア杯を英老舗紙が一刀両断! 「前半は日本がボールを支配していたが…」

THE DIGEST編集部

2024.02.05

イランに敗れ、肩を落としてピッチを去る日本代表。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

イランに敗れ、肩を落としてピッチを去る日本代表。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 カタールから失意の帰国となった森保ジャパン。アジア王座奪還のミッションに失敗したチームに、サッカーの母国はシビアなジャッジを下している。

 去る2月3日、アジアカップ準々決勝で日本代表はイラン代表と対戦。今大会最大の山場と言える試合で、日本は28分に守田英正が幸先良く先制点を挙げるも、55分に同点弾を許し、このまま延長戦突入が濃厚かと思われた90+6分にPKを献上。イランに勝ち越しゴールを決められ、手痛い逆転負け。3大会ぶりのアジア制覇を逃した。

 前評判では優勝候補筆頭の呼び声が高かった森保ジャパン。だがフタを開けてみれば、グループステージ第2戦でイラクに1-2で惜敗。早くも黒星を喫し、王座奪還への雲行きが怪しくなった。

 その後は立て直しを図り、グループDを2位通過で決勝トーナメントに進出した日本。バーレーンを3-1で撃破してベスト8進出を果たしたが、ピッチ外での騒動が勃発し、チームは一時動揺。結局、まさかの8強止まりで大会から姿を消した。

 森保監督の采配の是非、指揮官の今後の進退を問う声が小さくないなか、英老舗紙は日本代表のアジアカップの戦いぶりを冷静に分析している。
 
 1821年創刊の英大衆紙『The Guardian』は大会開幕前の注目国として、韓国、イラン、オーストラリア、サウジアラビアとともに日本を紹介。「史上最多となる5度目のアジア王者に輝く有力候補だ」と記し、大会屈指の選手層と国際Aマッチ怒涛の9連勝(※開幕前時点)を誇った森保ジャパンを本命視していた。

 そして優勝候補同士の日本とイランが、準々決勝のカードで早くも激突。結果的にイランが日本をノックアウトすると、「イランが19年ぶりに日本を破って準決勝に進出」と綴り、歓喜のイラン選手たちが喜びながら涙を流すシーンを掲載した。

 続けて、「前半は日本がボールを支配していたが、同点に追いついた後はイランが主導権を握り、次々と猛攻撃を仕掛けていた」と鋭く指摘。「96分には日本のDFコウ・イタクラ(板倉滉)がクリアミスを犯し、挽回しようとしたところでホセイン・カナニの足をペナルティエリア内で引っかけてしまった」と記し、イランの波状攻撃が最後の最後で森保ジャパンの痛恨の場面を引き出したと論じている。

 大会はいよいよベスト4に突入。森保ジャパンを撃破したイランは開催国のカタールと、64年ぶりの優勝を目指す韓国はヨルダンと相まみえる。アジアの覇権を懸けた戦いは、いよいよクライマックス。はたして、どこが頂点を掴むのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】イランに痛恨の逆転負け…森保Jはベスト8で姿消す
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