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アジア杯帰りの久保建英のプレーに現地メディアの評価は? 疲労と徹底マークに苦しむも決定機も演出「信じられない!」

THE DIGEST編集部

2024.02.08

日本代表から所属するレアル・ソシエダに復帰した久保。(C) Getty Images

 現地時間2月6日に行なわれたコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝のファーストレグ、レアル・ソシエダはホームのマジョルカ相手に多くのチャンスを創るも、これらを活かせないままスコアレスドローで試合を終え、27日のリターンマッチで雌雄を決することとなった。

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 アジアカップでの戦いを終えた久保建英は、先月2日のラ・リーガ節19節アラベス戦以来となるソシエダでの試合にスタメンとして臨み、やはりと言うべきか長期離脱の影響は否めない部分があったものの、一方で巧みなプレーからのチャンスメイクでチームに貢献した場面もあり、FWウマル・サディクの連続での決定機逸がなければ、アシストを記録していたところだった。

 現地メディアの評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、「日本人選手は、自国代表チームでの試合の疲れと、常に2人がマークにつく相手の堅い守備に苦しんだ。そのため、前半では輝くことができなかったが、その後はふたりの攻撃の仲間とともに、『チュリウルディン』の最も危険な攻撃を主導した」と、彼の90分間のプレーを振り返っている。

 一方の『AS』紙は、「最初の数分間は非常に活発で、攻撃陣の前線で自由に動いていた久保も、時間の経過とともに影が薄くなっていった」とポジティブな点はあまり多くなかったという見解で、3点満点の採点では「1」止まりとなった(ちなみに"戦犯"に挙げられたサディクは採点なし=0点)。

 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、ライブ実況の記事で「アンデル・バレネチェアと完璧なカウンターを繰り出した」などと彼の好プレーを紹介。また、「久保とアマリ・トラオレの間で上手く壁パスが通ったが、何も起こらなかった。SB(トラオレ)は、日本人選手と同じように連係するためのクオリティーを持っていない」という形で、久保の能力の高さを強調している。

 また個別評価の記事では、「トラオレ同様、試合にフィットして影響を与えるのに苦労した。前半は非常に地味だったが、後半ではピッチの中央に侵入するようになり、ホームチームの守備陣に危険と不安をもたらすようになった」と評し、時間とともにプレーが改善されたことから「成長著しい」と彼のプレーを表現した。
 
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