現地時間2月11日、スコティッシュカップのラウンド・オブ16が行なわれ、セルティックはセント・ミレンを2-0で下し、リビングストンとの準々決勝(3月9日予定)に駒を進めている。
敵地での一戦で均衡を破るゴールを決めたのは古橋亨梧だ。速攻からルイス・パルマのクロスをダイレクトでゴール右隅に流し込み、公式戦4試合ぶりの得点を記録(今季12点目)。そして53分、パルマの左からのクロスをマット・オライリーがダイレクトボレーで合わせてクロスバーに跳ね返されたところを、反応良く詰めたのが前田大然だった。
クラブはSNSで「日本人デュオのゴールで準々決勝進出」と2人の貢献ぶりを強調し、古橋については「キョウゴの素晴らしいフィニッシュ」、前田については「適切なタイミングとポジショニングによるゴール」と、それぞれの得点に対して賛辞を贈っている。
また、ブレンダン・ロジャース監督は、古橋のゴールを振り返り、「相手の中盤とDFラインの間の小さなスペースをキョウゴは上手く利用し、素晴らしいフィニッシュを決めた」と称賛。前田に対しても、「難しいピッチ上でも非常に良いプレーを見せた。もう少し決定力があれば3、4点は取れたかもしれないが、不安を払拭する2点目は常に重要なものだ」と、その貴重な働きを労った。
現地メディアの反応を見ると、英国公共放送『BBC』は「ホームチームは序盤に圧倒的な攻勢に立ったが、その後突然、古橋が思わぬ一撃を放ち、ボールはDFチャールズ・ダンの足の間を抜け、GKザック・ヘミングをかわしてゴールに突き刺さった。日本代表選手はセルティックの主要なゴール脅威となった」「急襲したオライリーのシュートがクロスバーを震わせた後、前田が強烈なシュートでネットを揺らした」と、2つのゴールをレポートしている。
日刊紙『THE SCOTTISH Sun』が注目したのは日本人デュオではなく、古橋とパルマの2人で、「ふたりからの回答は、まさにロジャース監督が求めていたものであり、彼らのコンビが相手選手たちを落胆させた。古橋の先制ゴールでは完璧な連係を見せ、さらにパルマは前田の決勝ゴールにおいても中心的な役割を果たした」と綴った。
一方、『Daily Record』紙は、この試合の特筆すべき3つのポイントのひとつに、古橋のポジションチェンジ(ワントップのアダム・アイダの後ろ)を挙げ、「セルティック・ファンは、彼らの象徴的な選手がポジションを下げ、アイダと連係することに不安を感じていた」としながらも、以下のようにポジティブな印象を明かしている。
「時間とともに、彼の新ポジションでの理解度は深まり、同時に影響度も増していった。プレッシャーを受けると、しばしば後退を余儀なくされたキョウゴだが、この28歳は相手の守備が整っていない時に空いたスペースを利用して活路を見出すのに優れていた。アイダとの連係は最小限に終わるも、その変化はチームにとって有効だった。実験は失敗ではなく、新しい展開の始まりを感じさせた」
最後にグラスゴーの地元メディアでは、『Glasgow World』が10点満点の採点で全選手を評価しており、古橋にはチーム最高タイの「7」を与え、寸評では「(公式戦2試合ぶりに)スタメンに復帰し、見事なシュートでチャンスを活かした。中盤で活躍」とポジティブな内容となり、前田には「前半にもチャンスが訪れたが、切れ味に欠けた。しかし、適切なタイミングとポジショニングにより、チームの2点目を決めた」として、採点はチーム2番目タイの及第点「6」となった。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】宿敵アルゼンチンに破れ、パリ五輪を逃したブラジルの落胆シーン
敵地での一戦で均衡を破るゴールを決めたのは古橋亨梧だ。速攻からルイス・パルマのクロスをダイレクトでゴール右隅に流し込み、公式戦4試合ぶりの得点を記録(今季12点目)。そして53分、パルマの左からのクロスをマット・オライリーがダイレクトボレーで合わせてクロスバーに跳ね返されたところを、反応良く詰めたのが前田大然だった。
クラブはSNSで「日本人デュオのゴールで準々決勝進出」と2人の貢献ぶりを強調し、古橋については「キョウゴの素晴らしいフィニッシュ」、前田については「適切なタイミングとポジショニングによるゴール」と、それぞれの得点に対して賛辞を贈っている。
また、ブレンダン・ロジャース監督は、古橋のゴールを振り返り、「相手の中盤とDFラインの間の小さなスペースをキョウゴは上手く利用し、素晴らしいフィニッシュを決めた」と称賛。前田に対しても、「難しいピッチ上でも非常に良いプレーを見せた。もう少し決定力があれば3、4点は取れたかもしれないが、不安を払拭する2点目は常に重要なものだ」と、その貴重な働きを労った。
現地メディアの反応を見ると、英国公共放送『BBC』は「ホームチームは序盤に圧倒的な攻勢に立ったが、その後突然、古橋が思わぬ一撃を放ち、ボールはDFチャールズ・ダンの足の間を抜け、GKザック・ヘミングをかわしてゴールに突き刺さった。日本代表選手はセルティックの主要なゴール脅威となった」「急襲したオライリーのシュートがクロスバーを震わせた後、前田が強烈なシュートでネットを揺らした」と、2つのゴールをレポートしている。
日刊紙『THE SCOTTISH Sun』が注目したのは日本人デュオではなく、古橋とパルマの2人で、「ふたりからの回答は、まさにロジャース監督が求めていたものであり、彼らのコンビが相手選手たちを落胆させた。古橋の先制ゴールでは完璧な連係を見せ、さらにパルマは前田の決勝ゴールにおいても中心的な役割を果たした」と綴った。
一方、『Daily Record』紙は、この試合の特筆すべき3つのポイントのひとつに、古橋のポジションチェンジ(ワントップのアダム・アイダの後ろ)を挙げ、「セルティック・ファンは、彼らの象徴的な選手がポジションを下げ、アイダと連係することに不安を感じていた」としながらも、以下のようにポジティブな印象を明かしている。
「時間とともに、彼の新ポジションでの理解度は深まり、同時に影響度も増していった。プレッシャーを受けると、しばしば後退を余儀なくされたキョウゴだが、この28歳は相手の守備が整っていない時に空いたスペースを利用して活路を見出すのに優れていた。アイダとの連係は最小限に終わるも、その変化はチームにとって有効だった。実験は失敗ではなく、新しい展開の始まりを感じさせた」
最後にグラスゴーの地元メディアでは、『Glasgow World』が10点満点の採点で全選手を評価しており、古橋にはチーム最高タイの「7」を与え、寸評では「(公式戦2試合ぶりに)スタメンに復帰し、見事なシュートでチャンスを活かした。中盤で活躍」とポジティブな内容となり、前田には「前半にもチャンスが訪れたが、切れ味に欠けた。しかし、適切なタイミングとポジショニングにより、チームの2点目を決めた」として、採点はチーム2番目タイの及第点「6」となった。
構成●THE DIGEST編集部
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