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浅野拓磨、バイエルン相手に貴重な同点弾で現地紙のベストイレブン入り! 中断明けの逆転劇でウニオン戦の「チョコ拾い食い」に再脚光も

THE DIGEST編集部

2024.02.20

バイエルン戦で鮮やかに同点ゴールを決め、勝利に貢献した浅野。(C)Getty Images

 現地時間2月18日に行なわれたブンデスリーガ第22節で、ボーフムはバイエルンを3-2で下すという番狂わせを演じ、今季5勝目を挙げて11位に浮上した。

 本拠地ヴォノビア・ルーアシュタディオンでの一戦、強敵相手に序盤の14分にジャマル・ムシアラに先制ゴールを奪われたボーフムだったが、38分に浅野拓磨が速攻から同点弾をゴール左隅に突き刺すと、6分後にはケベン・シュロッターベックのヘッド弾が炸裂、さらに終盤の78分にはケビン・シュテーガーがPKを決めてリードを広げ、バイエルンの反撃を87分のハリー・ケインによる1点に止めた。

 スタッツでは大きく差をつけられた相手に対する、痛快な勝利の足掛かりとなる同点弾を決めた浅野。前線右サイドでアントニー・ロジラのラストパスを受け、ドリブルからの鋭い右足シュートで名手マヌエル・ノイアーの牙城を崩した背番号11は試合後、自身のSNSで「大きな勝点3」とチームの勝利を喜んだ。
 
 現地メディアの彼に対する評価を見ると、スポーツ紙『kicker』は「ウイングスプリンターの浅野を通じて、ボーフムの攻撃は非常に多く展開された。この日本人選手は冷静に同点ゴールを決め、さらに逆転ゴールに繋がるCKを獲得した」と高く評価し、採点を「2」(5段階で低いほど高評価)として、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」の他、今節の「ベストイレブン」にもMFのひとりとして選定している。

 また同メディアは、浅野のゴール場面を「ムシアラのボールロストの後、ボーフムは冷酷に反撃。浅野はやや不正確にロジラにパスを出したが、フランス人MFは上手くジョシュア・キミッヒを退けると、好ダッシュを切った日本人選手を見つけてパスし、これを受けた浅野はドリブルからゴール左下にシュートを突き刺した」と報じた。
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抗議活動で12分間中断した後、バイエルンは試合のコントロールを失った