“卓球騒動”のソン・フンミンとイ・ガンインが和解した。『朝鮮日報』など、韓国メディアが一斉に報じた。
「イ・ガンインは心から反省し、私をはじめとする代表チームすべての選手たちに心からの謝罪をした。あの日以来、イ・ガンインはとても大変な時間を過ごしている。一度だけ、寛大な心で許してほしい」
【画像】イ・ガンインの謝罪を受け入れたソン・フンミンの投稿
イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)がロンドンに飛んで、ソン・フンミン(トッテナム)に直接謝罪。2月21日にソン・フンミンはSNSでこれを受け入れたと報告し、イ・ガンインもあらためてSNSに反省の気持ちを綴った。イ・ガンインは“卓球騒動”が明らかなになった後、ファンには謝罪していたが、ソン・フンミンに対しては何も言及していなかった。
発端は、1月から2月にかけて行なわれたアジアカップの準決勝前夜だった。宿舎で主将のソン・フンミンら年長者が食事を続けているにもかかわらず、先に食べ終えたイ・ガンインら若手グループが卓球に興じて大騒ぎ。チームの和を尊重するソン・フンミンが注意すると、イ・ガンインが反発して両者がもみ合いとなり、周りの選手が止めに入る事態となった。この時、ソン・フンミンは指を脱臼してしまった。
そうして迎えた翌日の準決勝ヨルダン戦で韓国は、枠内シュート0本という不甲斐ない内容に終始し、0ー2で敗れた。宿舎での“卓球騒動”が明るみになると、韓国サッカーファンは31歳で主将のソン・フンミンに歯向かった23歳のイ・ガンインを問題視。本人への大バッシングに加えて、広告起用している企業の不買運動を呼び掛けるなど、イ・ガンインが集中砲火を受けていた。
ソン・フンミンは、「私も若い時に間違ったことをしたが、そのたびに先輩たちからのアドバイスと教えがあったため、今の私がある。代表チームの先輩、主将として、イ・ガンインが人として、選手として成長できるように見守っていく」と約束。また、「(卓球騒動の際の)私の言動も適切だったとは言えず、叱責に値する行為だったと思う」と反省した。さらに、「しかし私は主将として、チームのために嫌な行動もしないといけない」と立場を説明し、「もし、また同じ状況になったとしても、私はチームのために行動するだろう」と記している。
一方のイ・ガンインは、「アジアカップでは、私の短絡的な考えと軽率な行動により、フンミン兄さんをはじめとするチーム全員とサッカーファンの皆さんに大きな失望を与えました。フンミン兄さんを直接訪ねて心から謝罪することが大切だと思い、長い会話を通じてチームの主将としての背負った重さを理解し、私自身を振り返りました。ロンドンを訪れた私を快く迎えてくださったフンミン兄さんにこの文を通してもう一度感謝します」と綴り、「私は食事の席で、絶対にしてはいけない行動をしました。いま振り返っても絶対にしてはいけない行動でした。私の言動には配慮と尊重が欠けていました」と深く反省した。
続けて、「先輩たちや仲間たちと接する際、より正しい態度と礼儀で対応することを約束しました。私の謝罪を受け入れてくださった先輩や仲間たちに、この文面を通してもう一度感謝します。サッカーファンの皆さんには失望を抱かせてしまい、申し訳ありませんでした。今後、サッカー選手として、ひとりの人間として成長するために、一層努力していきます。申し訳ありませんでした。そしてありがとう」と、チームメイトやファンにメッセージを送っている。これには親友の久保建英をはじめ、所属するパリSGのチームメイトやバレンシア時代の同僚も“いいね”で反応した。
同紙は「これで代表チームに入った亀裂は修復された」と受け止め、「次の問題は監督をどうするかだ」として、大会後に解任されたクリンスマン監督の後任人事に話題は移っていくと伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】“卓球騒動”のイ・ガンインに韓国ファン激怒!「代表招集を永久に停止しろ」広告起用の企業に対する不買運動の呼びかけも
「イ・ガンインは心から反省し、私をはじめとする代表チームすべての選手たちに心からの謝罪をした。あの日以来、イ・ガンインはとても大変な時間を過ごしている。一度だけ、寛大な心で許してほしい」
【画像】イ・ガンインの謝罪を受け入れたソン・フンミンの投稿
イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)がロンドンに飛んで、ソン・フンミン(トッテナム)に直接謝罪。2月21日にソン・フンミンはSNSでこれを受け入れたと報告し、イ・ガンインもあらためてSNSに反省の気持ちを綴った。イ・ガンインは“卓球騒動”が明らかなになった後、ファンには謝罪していたが、ソン・フンミンに対しては何も言及していなかった。
発端は、1月から2月にかけて行なわれたアジアカップの準決勝前夜だった。宿舎で主将のソン・フンミンら年長者が食事を続けているにもかかわらず、先に食べ終えたイ・ガンインら若手グループが卓球に興じて大騒ぎ。チームの和を尊重するソン・フンミンが注意すると、イ・ガンインが反発して両者がもみ合いとなり、周りの選手が止めに入る事態となった。この時、ソン・フンミンは指を脱臼してしまった。
そうして迎えた翌日の準決勝ヨルダン戦で韓国は、枠内シュート0本という不甲斐ない内容に終始し、0ー2で敗れた。宿舎での“卓球騒動”が明るみになると、韓国サッカーファンは31歳で主将のソン・フンミンに歯向かった23歳のイ・ガンインを問題視。本人への大バッシングに加えて、広告起用している企業の不買運動を呼び掛けるなど、イ・ガンインが集中砲火を受けていた。
ソン・フンミンは、「私も若い時に間違ったことをしたが、そのたびに先輩たちからのアドバイスと教えがあったため、今の私がある。代表チームの先輩、主将として、イ・ガンインが人として、選手として成長できるように見守っていく」と約束。また、「(卓球騒動の際の)私の言動も適切だったとは言えず、叱責に値する行為だったと思う」と反省した。さらに、「しかし私は主将として、チームのために嫌な行動もしないといけない」と立場を説明し、「もし、また同じ状況になったとしても、私はチームのために行動するだろう」と記している。
一方のイ・ガンインは、「アジアカップでは、私の短絡的な考えと軽率な行動により、フンミン兄さんをはじめとするチーム全員とサッカーファンの皆さんに大きな失望を与えました。フンミン兄さんを直接訪ねて心から謝罪することが大切だと思い、長い会話を通じてチームの主将としての背負った重さを理解し、私自身を振り返りました。ロンドンを訪れた私を快く迎えてくださったフンミン兄さんにこの文を通してもう一度感謝します」と綴り、「私は食事の席で、絶対にしてはいけない行動をしました。いま振り返っても絶対にしてはいけない行動でした。私の言動には配慮と尊重が欠けていました」と深く反省した。
続けて、「先輩たちや仲間たちと接する際、より正しい態度と礼儀で対応することを約束しました。私の謝罪を受け入れてくださった先輩や仲間たちに、この文面を通してもう一度感謝します。サッカーファンの皆さんには失望を抱かせてしまい、申し訳ありませんでした。今後、サッカー選手として、ひとりの人間として成長するために、一層努力していきます。申し訳ありませんでした。そしてありがとう」と、チームメイトやファンにメッセージを送っている。これには親友の久保建英をはじめ、所属するパリSGのチームメイトやバレンシア時代の同僚も“いいね”で反応した。
同紙は「これで代表チームに入った亀裂は修復された」と受け止め、「次の問題は監督をどうするかだ」として、大会後に解任されたクリンスマン監督の後任人事に話題は移っていくと伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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