女子サッカーのパリ五輪アジア最終予選、日本対北朝鮮の第２戦が２月28日、東京・国立競技場で行なわれ、日本が２-１で勝利を収めて３大会ぶりに自力での本大会出場を決めた。日本は25分にFKのこぼれ球を高橋はなが押し込んで先制。76分には藤野あおばがヘッドで追加点を挙げると、81分に北朝鮮の追撃弾を許したものの、最後はチーム全員の粘り強い守備で１点差を守り切った。

  　試合後、選手たちが続々とフラッシュインタビューを受けるなか、最後に出番が回ってきたのはキャプテンの熊谷紗希。この日３バックの中央に入った33歳は、それまでインタビュアーとして選手に話を聞いていた代表OGの岩清水梓（日テレ・ヴェルディベレーザ）のもとへ「イワシさーん」と駆け寄り、「マジでよかったぁ」と声を絞り出して熱い抱擁を交わした。代表では長らくセンターバックでコンビを組み、ワールドカップ優勝や五輪予選敗退なども、ともに経験したふたりだけに、感慨深いものがあったようだ。

　試合を配信したDAZNもこのシーンに注目し、「熱い抱擁　キャプテン・熊谷紗希と 解説を務めた岩清水梓さんのグッと来るシーン」と綴り、該当シーンを公開。動画をチェックしたフォロワーからは「これは泣けるわ 熊谷キャプテン本当に良かったね」「熊谷キャプテン 心の底から『よかったぁ』おめでとうございます！」「本当にすごいプレッシャーだったんだろうなぁ」「いいシーンだったね」などとコメントが寄せられた。

　抱擁シーンからそのまま続いたインタビューでは、少し目も潤んでいたが、「パリでは金メダルを目指して、またみんなで頑張ってきます」と力強く決意を述べた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】熱い抱擁！ なでしこ主将・熊谷紗希と代表OG岩清水梓のグッと来るシーン