2019年シーズンのJ１全18クラブに協力を願い、現役Ｊリーガー90人の投票で年間MVPを決定するサッカーダイジェスト恒例の「ベストプレーヤー企画」。サンフレッチェ広島からは、柏好文、森島司、荒木隼人、佐々木翔、大迫敬介の５名に、他クラブで印象に残った選手トップ３を挙げてもらった。各選手の投票結果をコメントとともに見ていこう。

●柏好文（ＭＦ）
１位 ディエゴ・オリヴェイラ（ＦＣ東京／ＦＷ）
２位 仲川輝人（横浜／ＦＷ）
３位 チアゴ・マルチンス（横浜／ＤＦ
【選出理由】
　ディエゴ選手は、速くて上手い。さらに味方も使えて、身体も強くて収まる。もう無双でしょう。仲川選手はキレがあってシュートもクロスも巧み。マリノスのハイラインが成り立っているのは、チアゴ選手のおかげでしょう。

●森島司（ＭＦ）
１位 アンドレス・イニエスタ（神戸／ＭＦ）
２位 大島僚太（川崎／ＭＦ）
３位 土居聖真（鹿島／ＭＦ）
【選出理由】
　イニエスタ選手の映像をよく見ますけど、めっちゃ上手い。大島選手はタッチが柔らかくて、状況判断も良いから、パッと裏にパスを出せる。土居選手はボールを取られないし、ゴールも決められる。なんでもできる嫌な相手。
  ●荒木隼人（ＤＦ）
１位 ダビド・ビジャ（神戸／ＦＷ）
２位 ドウグラス（清水／ＦＷ）
３位 チアゴ・マルチンス（横浜／ＤＦ）
【選出理由】
　ビジャ選手はマッチアップして嫌な相手だった。ワールドクラスのレベルだと感じた。ドウグラス選手は足が速くて、ヘッドも強くて、能力が高かった。謙虚なところも良いなと。チアゴ選手はマリノスの躍進を支えている。

●佐々木翔（ＤＦ）
１位 仲川輝人（横浜／ＦＷ）
２位 ディエゴ・オリヴェイラ（ＦＣ東京／ＦＷ）
３位 マルコス・ジュニオール（横浜／ＦＷ）
【選出理由】
　仲川選手はどちらの足でも点を取って、チームを牽引している。ディエゴ選手は自らゴールも決めるだけでなく、周りも使えてなんでもできる。マルコス選手は得点能力が高くてアシストもできて、マリノスの躍進の原動力。

●大迫敬介（ＧＫ）
１位 アンドレス・イニエスタ（神戸／ＭＦ）
２位 ダビド・ビジャ（神戸／ＦＷ）
３位 小林 悠（川崎／ＦＷ）
【選出理由】
　イニエスタ選手は何をやっても質が高いし、驚かされるプレーも多かった。ビジャ選手はＦＷとしてのクオリティが凄まじい。小林選手はたとえ途中出場でも、しっかりとゴールという仕事をできるストライカーな印象がある。

取材●寺田弘幸（フリーライター）

※『サッカーダイジェスト』2019年12月26日号より転載