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鳥山明氏の哀悼の意は“地球の裏側”にも波及! サッカーの試合前に『ドラゴンボール』のアニメ主題歌で追悼。首都では「アキラ!×2」の大合唱も

THE DIGEST編集部

2024.03.12

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで「ドラゴンボール」の原作者を追悼する集会が行なわれた。(C)Getty Images

 サッカー界では、日本が世界に誇る偉才の死を悼む声が止まない。

 現地3月10日、アルゼンチン・リーグのインデペンディエンテ対リーベル・プレートの試合前のウォーミングアップ中に、日本のアニメファンには聞き馴染みのある有名な音楽が鳴り響いた。

 今月1日に急性硬膜下血腫のため急逝(享年68)した漫画家の鳥山明さんの代表作である『ドラゴンボール』のアニメ版のオープニング主題歌『CHA-LA HEAD-CHA-LA』のスペイン語版が流された。

 この場面を現地の日刊スポーツ新聞『Ole』の公式X(旧ツイッター)が共有。文面には「ドラゴンボールの『CHA-LA HEAD CHA-LA』が、ウォーミングアップ中のスタジアムに鳴り響いた! これは、エポックを画したドラゴンボール・シリーズの生みの親であるアキラ・トリヤマ氏が先日亡くなったことを悼み、同氏を追悼するものだった」と説明している。
 
 スペイン語版でも、サビの部分は日本語とさほど変わらないため、SNS上のコメント欄には海外のサッカーファンを中心に感動の声が寄せられている。

「これはテンション上がるわ!」
「ドラゴンボールのテーマ曲が、地球の裏側まで流れているとは知らなかった」
「影響力が半端ないなww」
「日本人として本当に誇らしい」
「まさに世界中に愛される作品」
「ドラゴンボールは永遠なり」

 試合が行なわれた同日には、首都ブエノスアイレスで亡くなった鳥山氏を追悼する集会が開催された。主人公の孫悟空、少年時代の孫悟飯、終生のライバルであるベジータのコスプレ姿をしたファンが大勢集結し、「元気玉」や「かめはめ波」といった定番の必殺技を繰り出したり、「アキラ! アキラ!」と原作者の名前を大合唱する異様な状況だった。

 同国では1990年代の中頃に『ドラゴンボール』のアニメ放送がスタート。以降は世代を超えて愛される大人気作品になり、今も熱狂的な支持を受けている。

 いまだにサッカー界から哀悼の意が表されるほど、偉大な功績を世の中に残した鳥山氏。その影響力には、ただただ脱帽するばかりである。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】アルゼンチン・リーグでドラゴンボールのOP曲「CHA-LA HEAD CHA-LA」(スペイン語版)が流れる!