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二桁得点到達の古橋亨梧、専門メディアは終盤戦の活躍に期待!「再びギアを上げるなら他チームにとって悪いニュースだ」

THE DIGEST編集部

2024.03.18

古橋が1得点・1アシストの活躍。二桁得点にも到達した。(C) Getty Images

 スコットランドリーグ、セルティックの古橋亨梧は現地時間3月16日に行なわれた第30節のセント・ジョンストン戦でスタメン出場し、今季10ゴール目を決め、チームの3‐1の勝利に貢献した。

 ホームでの一戦で、リーグ戦3試合ぶりに先発した日本人ストライカーが躍動した。序盤からボールをキープし、相手ゴールに迫り続けたセルティックは40分、右サイドからドリブルで切り込んだニコラス・キューンのクロスボールに古橋が頭で合わせ先制点をもたらした。ディフェンスラインとの駆け引きから上手く抜け出し、GKの飛び出しよりも早くボールに反応するという、動き出しが際立つゴールとなった。
 
 さらに後半開始早々には、自陣からの長いパスを受けた古橋はゴール前左サイドから中央へクロスを入れると、走り込んだキューンが押し込み、セルティックが2点目を奪う。ここでも、オフサイドギリギリのタイミングを狙い、前方のスペースへ走り込んだ背番号8の動きが光った。

 75分でピッチを後にした古橋だったが、リーグ戦でおよそ1か月ぶりとなるゴールが白星に繋がり、アシストも記録と、まさに勝利の立役者と言える活躍をみせた。

 もちろん、試合後の現地メディアの評価も高い。セルティック専門メディア『67HAIL HAIL』は試合後、「ブレンダン・ロジャーズ、2月以来のセルティック先発出場を果たしたキョウゴに太鼓判」と銘打ったトピックを配信。指揮官がこの試合のプレーへ賛辞を送ったことなどを紹介している。

 その中では、先制点となったヘディングシュートやアシストを決めたことに対するロジャーズ監督のコメントを掲載。「明らかに、キーパーが突破してきたら、頭をどけるようなストライカーもいるだろうが、彼はそうせずにゴールを決めた。2点目も素晴らしいクロスだった。彼は素晴らしかった」と評したことを綴っている。

 同メディアはトピックの中で、シーズン途中に加入となったアダム・アイダの活躍により、「キョウゴの存在はここ数週間、議論の対象となった」とレギュラーの座が微妙であると指摘しつつも、この日のパフォーマンスを踏まえ、次節や4月の敵地レンジャーズ戦での先発出場も見込んでいる。

「リビングストンとのアウェー戦に出場する可能性は高い。もし彼がその試合で良いパフォーマンスを見せれば、レンジャーズ戦でも先発することはほとんど疑いがない」

 また終盤戦に向けて、「もし、このストライカーが再びギアを上げるようであれば、セルティックの今後の対戦相手すべてにとって悪いニュースだ」とさらなる活躍へ期待を込めている。与えられたチャンスで確実に結果を残した古橋こそ、今後のリーグ終盤戦において最も頼れる存在となるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】古橋が先制弾と追加点をアシスト!セント・ジョンストン戦ハイライト
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