海外サッカー

「チームを助けるために役立った」「ほとんど何もできず」鎌田大地、途中出場のコッパ・イタリア準決勝では現地メディアから様々な評価が

THE DIGEST編集部

2024.04.04

コッパ・イタリアのユベントス戦に後半途中から出場した鎌田。(C)Getty Images

 現地時間4月2日、コッパ・イタリア準決勝のファーストレグで、ラツィオはユベントスに先勝(0-2)を許したが、鎌田大地は後半途中に交代出場でピッチに登場している。

 同カードだった3日前のセリエA第30節(1-0の勝利)でイゴール・トゥドール監督の初陣に先発出場を果たし、多くの現地メディアから及第点以上の評価を得た鎌田。スポーツ紙『Corriere dello Sport』紙から「別人の鎌田だ」と評されたように、マウリツィオ・サッリ前監督時代にはほとんどプレー機会を得られず、今夏で放出は必至とされていた彼のチームにおける立ち位置が、監督人事によって劇的に変化したと見る向きもあった。

 しかし2戦連続となったユベントスとのゲームにクロアチア人監督は、鎌田ではなく、前指揮官が重用したルイス・アルベルトをスタメンで起用。試合は後半に動き、ホームのユベントスが50分にフェデリコ・キエーザ、64分にドゥシャン・ヴラホビッチのゴールで2点のリードを奪うと、鎌田は72分にL・アルベルトとの交代で出場し、中盤のポジションを担った。
 
 この交代について、セリエAの公式サイトは「ユベントスがリードを広げたことにラツィオは焦りを見せ、トゥドール監督はすぐに対策を講じて、L・アルベルトとチーロ・インモービレを下げ、鎌田とタティ・カステジャノスに頼ったが、彼らも相手GKマッティア・ペリンに脅威を与えることはできなかった」と伝えている。

 現地メディアの評価を見ると、サッカー専門サイト『TUTTO mercato WEB』は10点満点の採点で及第点に満たない「5.5」を鎌田に与え、「ほとんど何もできないまま20分あまりを過ごした」と厳しい記述。同採点の『calciomercato』も「インパクトなし」、『VIRGILIO SPORT』はやはり「5.5」で、寸評での言及もなかった。
NEXT
PAGE
「より活気を感じさせた」とポジティブな評価も