海外サッカー

ラツィオ退団濃厚の鎌田大地が急転直下プレミア移籍浮上!? 伊敏腕記者が古巣指揮官の獲得プランに言及「彼に電話をかけた」

THE DIGEST編集部

2024.05.31

ラツィオ退団が濃厚となった日本代表の鎌田。急転直下プレミア移籍が浮上した。(C)Getty Images

 急転直下プレミア移籍の可能性が浮上した。

 現地5月30日、日本代表MFの鎌田大地が今季限りでセリエA・ラツィオを退団すると地元メディア『La Lazio Siano Noi』などが報じた。前日まではクラブと代理人交渉で大筋合意に達し、残留する見通しになっていたが状況が一変。契約解除条項が新たな問題となり、わずか1年でイタリアを去る見通しとなった。

 同国の大手紙『La Gazzetta dello Sport』も現地31日付の記事で、「(鎌田の)退団がとても近い」と報じるなど、日本人フットボーラーは契約延長のオプションを行使せず、ビアンコチェレステ(ラツィオの愛称)退団が濃厚となった。

 鎌田の退団報道には、欧州サッカー界の移籍市場に精通しているイタリアのジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏もすぐさま反応している。同氏は自身のX(旧ツイッター)に「ラツィオとの契約交渉が解除条項のために決裂した後、カマダはクリスタル・パレスへの加入を目前にしている」と投稿。プレミアリーグ移籍の可能性を言及している。

 同氏は「クリスタル・パレスがダイチ・カマダとのフリーエージェント契約に近づいている!」とも記し、移籍は秒読みだと報道。さらにクリスタル・パレスを指揮するのは、鎌田の古巣であるドイツ・フランクフルトを率いたオリバー・グラスナー氏。「オリバー・グラスナーはアイントラハトで一緒に働いた後、彼に電話をかけた」と綴り、フランクフルトを欧州チャンピオンズリーグに導いた日本人との再タッグを示唆。かつての恩師が愛弟子に熱烈交渉を仕掛けていることを報じている。
 
 今シーズン序盤は初のイタリア挑戦のうえ、前指揮官の戦術適応に苦しみ続けたが、イゴール・トゥドール監督就任後は水を得た魚のように躍動し、チームに欠かせない存在となった鎌田。リーグ戦の第37節、王者インテルとのアウェー戦では左足を振り抜き鮮やかな先制ゴールを奪うなど、セリエAでもその実力を存分に見せつけている。

 はたして、来季は再び新天地でのプレーを選ぶのだろうか。日本代表MFの動向が、にわかに騒がしくなってきた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】王者インテル相手にゴラッソ!鎌田大地が強烈な左足ミドルを叩き込む
NEXT
PAGE
【動画】王者インテル相手にゴラッソ!鎌田大地が強烈な左足ミドルを叩き込む