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海外サッカー

「モドリッチとの年齢差21歳307日」16歳でのEUROデビュー戦で活躍したヤマルに多方面から賛辞! “史上最年少出場記録”以外に樹立可能な記録は!?【EURO2024】

THE DIGEST編集部

2024.06.17

EURO史上最年少出場記録を樹立したスペインのヤマル。(C)Getty Images

EURO史上最年少出場記録を樹立したスペインのヤマル。(C)Getty Images

 現地時間6月15日に行なわれたEURO2024のグループリーグ第1節で、スペイン代表はクロアチア代表を3-0の大差で下すという好スタートを切っている。

 大会2日目にして迎えた強豪同士の一戦は、29分にファビアン・ルイスのスルーパスで抜け出したアルバロ・モラタがGKドミニク・リバコビッチの牙城を崩してスペインが先制すると、32分、今度はファビアン自らペナルティーエリア内で見事な足技で複数のDFをかわしてからゴール。さらに前半アディショナルタイムにはダニエル・カルバハルが右クロスをダイレクトで合わせて加点した。

 カルバハルの3点目はスペイン代表のEUROにおける最年長ゴール(32歳156日)とのことだが、これを右サイドから柔らかく正確なクロスでアシストしたのが、16歳338日で史上最年少出場の新記録を樹立したラミネ・ヤマルだった。
 
 前回大会(コロナ禍で1年遅れの2021年に開催)のグループリーグ・スペイン戦に17歳246日で出場したポーランドのカツペル・コズラウスキーの記録を更新した右ウイングは、「夢のようだ。EUROでプレーできて嬉しい」と喜びを表わしながらも、「今はもう次の試合に向けて気持ちを切り替えている」と浮かれることなく、「チームが一丸となってプレーしようとしていて、僕はそんなチームを助けるためにここにいる。守備も含めて、どんな役割も果たしたい」と意気込みを示している。

「僕らのチームはとても効率的で、今日の結果はここ数か月の努力の証だと思う」と振り返った16歳に対し、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「彼は様々な記録を破り続けている。成長し、成熟し、日々良くなっている。偉大な選手になる道を歩んでいるが、まだ若く、我々は辛抱強く彼を見守り続けることが必要だ」と語った。

 自国の日刊紙『El Pais』は、「ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)がルカ・モドリッチ率いるクロアチアを破り、ヤマルが86分間プレーしたこの日のことを、スペインのファンたちの記憶から消すのは難しいだろう。スペインの勝利は記憶に残るものだったが、バルセロナの真珠の存在は、よりインパクトを残した」と報じた他、モドリッチとの年齢差「21歳307日」にも言及し、「EUROでの対戦においてこれほどの年齢差があったのは初めてだ」と綴っている。
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