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96年大会で伝説的なループを決めた元チェコ代表ポボルスキ「C・ロナウドがポルトガルの弱点だ。先発してほしい」GS初戦を前に発言【EURO2024】

THE DIGEST編集部

2024.06.18

「C・ロナウドがポルトガルの弱点だ」と語った元チェコ代表のポボルスキ(左)。EURO1996準々決勝のポルトガル戦では伝説的なループシュートを決めた。(C)Getty Images

 現地6月18日に行なわれるEURO2024のグループステージ第1節(F組)で、チェコ代表はポルトガル代表と対戦する。試合を前に、元チェコ代表MFカレル・ポボルスキがポルトガル代表の主将クリスティアーノ・ロナウドの先発出場を望んだ。

【動画】EURO1996の準々決勝チェコ対ポルトガル戦で、ポボスルキが決めた伝説のループシュートをチェック!

 39歳のC・ロナウドは、EURO出場が前人未踏の6回目。大会通算14ゴールは歴代最多で、2位のミシェル・プラティニ(元フランス代表)に5ゴール差をつける断トツの数字を叩き出している(3位タイが7ゴールのアントワーヌ・グリーズマン、アルバロ・モラタ、アラン・シアラー。4位タイが6ゴールを決めたルート・ファン・ニステルローイ、パトリック・クライファート、ウェイン・ルーニー、ティエリ・アンリ、ズラタン・イブラヒモビッチ、ヌーノ・ゴメス)。

 そんなC・ロナウドに対し、EURO1996で準優勝、EURO2004でベスト4(EURO2000はGS敗退)に勝ち進んだポボルスキが、自国チェコの通信社『TKC』の取材に対して「ポルトガルは間違いなく優勝候補の一角だ。ただ、C・ロナウドがポルトガルの弱点だろう。チェコ戦で先発してほしい」と語った。
 
 ポボスルキはEURO1996準々決勝のポルトガル戦でループシュートを決め、1ー0の勝利に貢献した。チェコは準決勝でフランスをPK戦で下したが、ファイナルではドイツに延長戦の末1ー2で敗戦。それでも初出場のEUROで大躍進を成し遂げた。

「ファンはロナウドのプレーを見たいだろうが、彼の年齢を考慮すれば、ゲームの組み立てやプレッシングでは有効ではない。チェコとしては、ロナウドに先発出場してもらったほうが助かるはずだ。ポルトガルのロベルト・マルティネス監督がどう判断するのか分からないが、"ロナウド問題"は22年のカタール・ワールドカップでも存在していた」

 はたしてC・ロナウドはスタメンで出場するのだろうか。ポルトガル対チェコは日本時間18日28時にキックオフとなる。

構成●THE DIGEST編集部

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