EURO2024はグループステージの全日程が終了し、決勝トーナメントに駒を進める16か国が決定した。
いずれもハイレベルな36試合において、各チームによる素晴らしいパフォーマンスが披露されたが、なかでも見る者に鮮烈な印象を与えた5つのチームを、英国のサッカー専門メディア『90min』が「グループステージのベスト5」と題した記事で選定し、それぞれの戦いぶりを振り返っている。
大会前に優勝候補筆頭に挙げられていたフランス、イングランドが外れたこの「トップ5」で5位にランクインしたのは、全4チームが1勝1分け1敗の勝点4で並んだグループEで強豪ベルギーを抑えて首位通過を果たしたルーマニア。2000年大会以来の突破に、同メディアは「並大抵の偉業ではない」と賛辞を惜しまなかった。
続く4位は、今回が初のメジャートーナメント出場で「3敗したとしても、誰も気にしなかった」であろうジョージア。FIFAランキング74位のチームは、トルコとの1-3の敗戦で戦いをスタートしたものの、チェコから先制ゴールを奪っての引き分け(1-1)で望みを繋ぐと、最終節で強国ポルトガルを2-0で下して3位での次ラウンド進出を決めた。「期待されていなかった彼らが大番狂わせを起こした」と大絶賛している。
3位は、同じく最終節で大物食いを演じたオーストリアだ。強敵オランダを下した結果、フランスをも上回ってグループDを首位突破。同メディアは、ラルフ・ラングニック監督を称え、「彼はこのチームに自身のスタイルを浸透させ、スターであるダビド・アラバを負傷で欠くも、2022年にオールド・トラフォードでの悲惨な指揮期間を経た後、マンチェスター・ユナイテッドのファンが夢見ていたであろう反応を、オーストリア国民から引き出している」と綴った。
また、前回大会に続いてベスト16入りを果たし、今回は決勝トーナメント1回戦でトルコと対戦するオーストリアの前途について、「彼らには有利なトーナメントが待っており、この非常に緻密に訓練されたユニットは、かなり先まで勝ち進む可能性がある」と、快進撃の可能性も示唆している。
2位は、2勝1分けでグループAをトップで勝ち抜いたドイツ。2018年、2022年のワールドカップで理解しがたいグループステージ敗退を喫し、EURO2020では辛うじて16強入りした今回の開催国を、同メディアは「幸いなことに母国のファンの前で、彼らは復活の兆しを見せている。ジャマル・ムシアラはユリアン・ナーゲルスマン監督率いるチームの指揮を執り、スタメン、サブともにワールドクラスのクオリティーを備えている」と高く評価した。
そして1位は、唯一の3戦全勝を飾ったスペイン。結果だけでなく、内容を伴っての首位通過に、「レアル・マドリーやバルセロナのスター選手を揃えたような古き良きチームではないが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は選手全員の意思統一に成功し、イタリアやクロアチアと同組というかなり手ごわいグループを無傷で突破した」と称賛。過去のビッグイベントを振り返って「グループステージでまともな成績を残したのは久しぶりのように感じる」と綴り、今後の快進撃にも期待を寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大番狂わせが起きたジョージア対ポルトガルのハイライトをチェック!
いずれもハイレベルな36試合において、各チームによる素晴らしいパフォーマンスが披露されたが、なかでも見る者に鮮烈な印象を与えた5つのチームを、英国のサッカー専門メディア『90min』が「グループステージのベスト5」と題した記事で選定し、それぞれの戦いぶりを振り返っている。
大会前に優勝候補筆頭に挙げられていたフランス、イングランドが外れたこの「トップ5」で5位にランクインしたのは、全4チームが1勝1分け1敗の勝点4で並んだグループEで強豪ベルギーを抑えて首位通過を果たしたルーマニア。2000年大会以来の突破に、同メディアは「並大抵の偉業ではない」と賛辞を惜しまなかった。
続く4位は、今回が初のメジャートーナメント出場で「3敗したとしても、誰も気にしなかった」であろうジョージア。FIFAランキング74位のチームは、トルコとの1-3の敗戦で戦いをスタートしたものの、チェコから先制ゴールを奪っての引き分け(1-1)で望みを繋ぐと、最終節で強国ポルトガルを2-0で下して3位での次ラウンド進出を決めた。「期待されていなかった彼らが大番狂わせを起こした」と大絶賛している。
3位は、同じく最終節で大物食いを演じたオーストリアだ。強敵オランダを下した結果、フランスをも上回ってグループDを首位突破。同メディアは、ラルフ・ラングニック監督を称え、「彼はこのチームに自身のスタイルを浸透させ、スターであるダビド・アラバを負傷で欠くも、2022年にオールド・トラフォードでの悲惨な指揮期間を経た後、マンチェスター・ユナイテッドのファンが夢見ていたであろう反応を、オーストリア国民から引き出している」と綴った。
また、前回大会に続いてベスト16入りを果たし、今回は決勝トーナメント1回戦でトルコと対戦するオーストリアの前途について、「彼らには有利なトーナメントが待っており、この非常に緻密に訓練されたユニットは、かなり先まで勝ち進む可能性がある」と、快進撃の可能性も示唆している。
2位は、2勝1分けでグループAをトップで勝ち抜いたドイツ。2018年、2022年のワールドカップで理解しがたいグループステージ敗退を喫し、EURO2020では辛うじて16強入りした今回の開催国を、同メディアは「幸いなことに母国のファンの前で、彼らは復活の兆しを見せている。ジャマル・ムシアラはユリアン・ナーゲルスマン監督率いるチームの指揮を執り、スタメン、サブともにワールドクラスのクオリティーを備えている」と高く評価した。
そして1位は、唯一の3戦全勝を飾ったスペイン。結果だけでなく、内容を伴っての首位通過に、「レアル・マドリーやバルセロナのスター選手を揃えたような古き良きチームではないが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は選手全員の意思統一に成功し、イタリアやクロアチアと同組というかなり手ごわいグループを無傷で突破した」と称賛。過去のビッグイベントを振り返って「グループステージでまともな成績を残したのは久しぶりのように感じる」と綴り、今後の快進撃にも期待を寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
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