海外サッカー

「失望のパフォーマンス」久保建英、先発出場のレンヌ戦でチャンス創出も現地メディアからは酷評…チームとしての出来も「今夏最悪の試合」

THE DIGEST編集部

2024.08.05

レンヌとのトレーニングマッチに先発出場した久保。(C)Getty Images

 ラ・リーガ開幕に向けて準備に余念がないレアル・ソシエダは、現地時間8月3日にリーグアンのレンヌとプレシーズンマッチを行ない、0-2の敗北を喫している。

 夏の休暇を経て7月に始動してから、アラベス(1-2)、ガンバ大阪(1-0)、オサスナ(1-2)と対戦したソシエダがレンヌの本拠地に乗り込んだ一戦、22分に左サイドからのクロスをアルベルト・グロンバエクにダイレクトで詰められて先制を許すと、67分にもアミン・グイリの強烈なダイレクトシュートを浴び、最後まで点差を詰められずに終わった。

 久保建英は今オフ3試合目のテストマッチにスタメンとして出場し、右サイドで巧みな突破やホン・アンデル・オラサガスティへの得点機提供、CKのキッカーとしても惜しい場面を演出するなど、幾度か見せ場を創った一方で、45分にはスライディングタックルを仕掛けた相手選手の足の裏が左膝をヒットするという危ない目にも遭い、68分にウマル・サディクとの交代でベンチに退いている。
 
 ラ・リーガ開幕が2週間後に控える中でのテストマッチ連敗となった一戦を、クラブの公式サイトは「負荷が大きい試合でフィジカル面での良いテストになった」とポジティブに捉えたが、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「ソシエダはこれまでのプレシーズンで最も不調なプレーを見せた」と厳しい評価。決定力の欠如や守備面の問題を指摘するとともに、イマノル・アルグアシル監督の交代策も「期待した効果は得られなかった」とした。

 また同メディアは、前述の久保のあわや大怪我の場面にも言及し、「前半は非常に激しいタックルが多く、久保が左膝にこれを受けて一時的に心配されたが、最終的には再び試合に復帰している。その後、0-1でハーフタイムを迎えたが、両チームにとっては感情を落ち着ける良い機会となった」と報じている。
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「チームは魅力も、攻撃力も、アイデアも全くなく…」