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「ポジティブな一歩を踏み出せた」エムバペ、新天地デビュー戦をゴールで飾る! 現地メディアは「“BMV”がマドリーに最初のタイトルをもたらした」

THE DIGEST編集部

2024.08.16

みずからチームの2点目を叩き込み、マドリーの勝利に貢献したエムバペ。(C)Getty Images

 昨季のチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の覇者が対決するUEFAスーパーカップが現地時間8月14日に行なわれ、レアル・マドリー(CL)がアタランタ(EL)を2-0で下して今季初タイトルを獲得している。

 ポーランド・ワルシャワでの一戦は、前半にイタリアチームがリズムを掴んだが、マドリーは59分にヴィニシウス・ジュニオールがペナルティーエリア内で素早い抜け出しからゴール前に入れたクロスを、フリーのフェデリコ・バルベルデが難なく押し込んで先制すると、68分にジュード・ベリンガムの巧みなグラウンダーパスをキリアン・エムバペが右に流れながらダイレクトで叩き込み、勝利を確実なものとした。

 ここ数年、常にその去就が注目されてきたエムバペ。今夏、ついにマドリー加入を果たし、迎えた新天地でのデビュー戦でいきなりゴールを挙げて勝利に貢献した25歳は、「素晴らしい夜だ。このユニホーム、エンブレム、そしてファンのためにプレーすることを長い間待ち望んでいた。素晴らしい瞬間だ。タイトル獲得でスタートできたのは素晴らしいことだが、ここでは常に勝たなければならない」と、喜びと今後への意気込みを表わしている。
 
「僕のようなFWの選手にとってゴールは大切だが、それ以上にプレーする楽しさが大切であり、その意味でも今日は素晴らしい一日になった」とも語ったエムバペは、新たなチームについて「全てのポジションで、我々は最高の選手を揃えている。これからさらに成長していくだろうし、僕自身もそうだ。そして今日は、ポジティブな一歩を踏み出せた」と印象を明かした。

 地元マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、「"BMV"がマドリーに最初のタイトルをもたらした。ベリンガムがヴィニシウスとエムバペへの道を切り拓き、エムバペはマドリーでの初ゴール。白い巨人が擁するタレントが、試合の半分を支配したアタランタを下した」と綴り、マドリーが誇る新たなトリオがいきなり結果を残したことを伝えている。
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伊メディアは「マドリーは“人間のチーム”ではない」