現地時間9月17日に行なわれたラ・リーガ第7節、レアル・ソシエダはマジョルカ戦で36分に献上したPKをアブドン・プラッツに決められ、このビハインドを挽回できないまま0-1で敗北。今季早くも4敗目を喫したこの一戦で、久保建英は4試合ぶりのベンチスタートとなり、後半からピッチに立っている。
今季よりマジョルカに加入した浅野拓磨(63分から交代出場)との日本人対決も注目された久保。2シーズンを過ごした古巣の本拠地で、彼は45分間でボールタッチ30回、シュート1回(枠外)、パス21回(成功16回)、キーパス1回、ドリブル3回(成功1回)、空中戦1回、ボールロスト1回というスタッツを記録した。
クラブの公式サイトが「ソシエダは不振な試合が続いており、思うようにシーズンをスタートできていない。方向転換しなければならない」と指摘したように、苦しい状況に陥っているチームにおいて、久保も流れを変えようと奮闘したが、これに対する現地メディアの評価を見ると、まずマドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で他のほとんどのチームメイトと同様に「1」止まりとしている。
しかし、記事中では「イマノル・アルグアシル監督によってハーフタイム後に投入された日本人選手は、すぐに危険なプレーを披露」とのポジティブな記述もあった。
一方、『as』紙は「ベンチから出場した久保は、ソシエダの中で最も良いプレーを見せたが、チームはまだ本調子を見つけられず、4試合連続で勝利から遠ざかっている」「セルヒオ・ゴメスに代わって久保が投入されると、チームに変化が表われた。ソシエダの日本人選手はチームに縦への攻撃を取り戻させ、マジョルカの司令塔セルジ・ダルデルの影響力を低下させた」と称賛し、こちらの採点は3点満点の「2」となっている。
また個別評価の記事では、久保について「彼の投入はチームに多少の変化をもたらしたが、それでも十分ではなかった。現在のソシエダの状況では、久保は常にプレーすべきだ。彼をベンチに置いておくのは無駄な贅沢である」と綴り、チームにおける久保の存在の重要性を強調した。
続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は久保のプレーを「意欲的」と表現し、「ハーフタイム後に投入され、かつてのファンから拍手を受けた。最初から積極的にトライし、素晴らしいテクニックを披露。幾つかクロスを上げて、CKでも巧みに対応し、強烈なシュートでゴールを狙ったが、解決策とはならなかった」と振り返っている。
ソシエダの地元メディアでは、日刊紙『noticias de Gipuzkoa』が「彼だけが何度も挑戦し続けた。積極的にプレーしており、隠れようとしない姿勢を見せるも、現時点では決定的な違いを作り出せていない」として、10点満点の採点では「3」という厳しい評価を下したが、これでもチームの出場16人の中では6番目の高さである。
また同メディアは、ソシエダの前半の戦い方について「オリ・オスカルソン、シェラルド・ベッカー、そして久保という、おそらく最も縦への突破力を持つFWたちがベンチに座っており、チームは後方でボールを奪っても効果的な攻撃を展開できない状態に陥ったため、攻撃の手段は限られた」と指摘し、日本人ウインガー不在の影響に言及した。
最後に、サッカー専門サイト『El Desmarque』はチーム3番目タイとなる採点「5」を付与し、寸評は「彼がピッチに入ったことで当初はチームに活気を与えたが、次第にソシエダの不調に影響されてしまった」と、最終的にはネガティブな締め方となっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】浅野拓磨vs久保建英の日本人対決が実現!
今季よりマジョルカに加入した浅野拓磨(63分から交代出場)との日本人対決も注目された久保。2シーズンを過ごした古巣の本拠地で、彼は45分間でボールタッチ30回、シュート1回(枠外)、パス21回(成功16回)、キーパス1回、ドリブル3回(成功1回)、空中戦1回、ボールロスト1回というスタッツを記録した。
クラブの公式サイトが「ソシエダは不振な試合が続いており、思うようにシーズンをスタートできていない。方向転換しなければならない」と指摘したように、苦しい状況に陥っているチームにおいて、久保も流れを変えようと奮闘したが、これに対する現地メディアの評価を見ると、まずマドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で他のほとんどのチームメイトと同様に「1」止まりとしている。
しかし、記事中では「イマノル・アルグアシル監督によってハーフタイム後に投入された日本人選手は、すぐに危険なプレーを披露」とのポジティブな記述もあった。
一方、『as』紙は「ベンチから出場した久保は、ソシエダの中で最も良いプレーを見せたが、チームはまだ本調子を見つけられず、4試合連続で勝利から遠ざかっている」「セルヒオ・ゴメスに代わって久保が投入されると、チームに変化が表われた。ソシエダの日本人選手はチームに縦への攻撃を取り戻させ、マジョルカの司令塔セルジ・ダルデルの影響力を低下させた」と称賛し、こちらの採点は3点満点の「2」となっている。
また個別評価の記事では、久保について「彼の投入はチームに多少の変化をもたらしたが、それでも十分ではなかった。現在のソシエダの状況では、久保は常にプレーすべきだ。彼をベンチに置いておくのは無駄な贅沢である」と綴り、チームにおける久保の存在の重要性を強調した。
続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は久保のプレーを「意欲的」と表現し、「ハーフタイム後に投入され、かつてのファンから拍手を受けた。最初から積極的にトライし、素晴らしいテクニックを披露。幾つかクロスを上げて、CKでも巧みに対応し、強烈なシュートでゴールを狙ったが、解決策とはならなかった」と振り返っている。
ソシエダの地元メディアでは、日刊紙『noticias de Gipuzkoa』が「彼だけが何度も挑戦し続けた。積極的にプレーしており、隠れようとしない姿勢を見せるも、現時点では決定的な違いを作り出せていない」として、10点満点の採点では「3」という厳しい評価を下したが、これでもチームの出場16人の中では6番目の高さである。
また同メディアは、ソシエダの前半の戦い方について「オリ・オスカルソン、シェラルド・ベッカー、そして久保という、おそらく最も縦への突破力を持つFWたちがベンチに座っており、チームは後方でボールを奪っても効果的な攻撃を展開できない状態に陥ったため、攻撃の手段は限られた」と指摘し、日本人ウインガー不在の影響に言及した。
最後に、サッカー専門サイト『El Desmarque』はチーム3番目タイとなる採点「5」を付与し、寸評は「彼がピッチに入ったことで当初はチームに活気を与えたが、次第にソシエダの不調に影響されてしまった」と、最終的にはネガティブな締め方となっている。
構成●THE DIGEST編集部
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