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「強豪相手に実力を出す傾向がある」W杯予選・日本戦に臨む豪州代表に母国紙がポジティブな展望!「新指揮官が新たな自信を植え付けた」

THE DIGEST編集部

2024.10.14

中国戦は先制される展開となったものの3-1で逆転勝利を収めたオーストラリア代表。はたして日本戦はいかなる展開に。(C) Getty Images

 2026年北中米ワールドカップのアジア最終予選で3戦全勝を飾っている日本代表は、10月15日に埼玉でオーストラリア代表と対戦する。

【動画】オーストラリアがまさかの失点… 中国戦ハイライト
「サムライブルー」にとっては、5日前に対戦したサウジアラビアと並ぶ、グループCにおける手ごわいライバルだが、この山を越えれば、さらに8大会連続の本大会出場に近づけるということで、非常に重要なホームゲームとなる。

 一方、敵地に臨むことになる「サッカルーズ」は、ここまで1勝1分け1敗。バーレーンにホームで敗れ(0-1)、インドネシアにはアウェーとはいえ1点も奪えず引き分け、そして中国戦では序盤に先制を許してからの逆転(3-1)でようやく今ラウンド初勝利を奪うという、厳しい歩みを強いられている。

 しかし、グラハム・アーノルド監督の退任を受け、中国戦から指揮を執り始めたトニー・ポポビッチ監督の手になるチームに対しては、希望を見出している者もいるようだ。同国の日刊紙『THE AGE』は、「オーストラリアのファンのほとんどは、自国代表チームが尊厳を保ったまま日本から帰還できれば満足だろう。彼らにとっては勝点1獲得でも金メダルだ」とネガティブに綴りながらも、「しかし、そのことを新指揮官が新たな信念と自信を植え付けたチームに言ってみるといい。彼らは守備的な戦術で引き分けを狙うつもりはない」と続ける。

「ポポビッチ監督は、野望を現実に引き寄せるための手段を選手たちに提供したのかもしれない。まだ始まったばかりだが、中国戦での3-4-3システムとインバーテッドウィンガーを2枚配置する形は、アーノルド監督がこれまで主に頼っていたロングボール、ダイアゴナルパス、クロスによるものとは異なるプレーパターンと、中央での非常に有望な組み合わせを生み出した」

「サッカルーズがこれほど多彩な攻撃を繰り出したのは久しぶりのことだが、中国相手にそれを実行するのと、世界ランキング16位のサムライブルーのようなチームに対して行なうのは全く別の話だ。とはいえ、2022年のカタールW杯が示したように、オーストラリアは弱小相手には苦戦することが多い一方で、実力のある相手に対しては実力を発揮する傾向がある」
 
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