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「“スキャンダラスな”判定にも関わらず...」到着遅れるも森保Jに善戦のオーストラリア、地元メディアから称賛続々「根性と決意のさらなる証拠だ」

THE DIGEST編集部

2024.10.16

日本と1-1で引き分けたオーストラリア。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 10月15日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第4節で、首位の日本代表と2位のオーストラリアが埼玉スタジアム2002で対戦。58分に谷口彰悟のオウンゴール、76分にはキャメロン・バージェスのオウンゴールで1-1と引き分けた。

 9月シリーズ終了後にグラハム・アーノルド監督を解任したオーストラリアは、後任にトニー・ポポヴィッチ新監督を招へい。最終予選で14ゴールと絶好調の日本に対して3-4-2-1とミラーゲームを仕掛けるなど、守備的な戦術を採用。オウンゴールでの1点に抑え、勝点1を掴んだ。

 地元紙『Sydney Morning Herald』は、新指揮官を「停滞していたチームに新たな息吹を吹き込むことに成功した」と高く評価。オーストラリアの戦いぶりについても次のように振り返った。

「オーストラリアのパフォーマンスは素晴らしく、中国に勝利(3-1)した際に彼らが示した根性と決意のさらなる証拠だった」
【動画】左サイドを崩した中村敬斗が同点のオウンゴールを誘発!
 またチームは試合前、交通渋滞によって会場への到着が遅れる事態に。オーストラリアと日本のサッカー協会がキックオフの延期を要請するも、アジアサッカー協会に拒否されてしまい、十分なウォーミングアップの時間が取れなかった。

 オーストラリアの放送局『FOX Sports』は、「キックオフ前の"スキャンダラスな"判定にもかかわらず、ワールドカップで重要な結果を残す」と題した記事を掲載。そのうえで日本に善戦した母国を称賛している。

「相手はこれまでの3試合を合計14-0で勝利していたのを考えると、オーストラリア代表にとって、この結果は本当に素晴らしいものだった」

 新体制で勝点4を積み上げ、2位を堅持したオーストラリア。次戦は11月14日にホームで、勝点5で並ぶサウジアラビアとの大一番を迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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