現地時間10月23日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第3節で、フェイエノールトは3-1でベンフィカを下し、前節ジローナ戦(3-2)に続いて2勝目を挙げている。
敵地での一戦ながら、12分に先制したオランダの名門。スルーパスで抜け出したイゴール・パイションの左からのクロスをしっかりダイレクトで合わせ、相手GKと左ポストの狭い間を抜いたのは、これが自身CLでの初ゴールとなった上田綺世だった。彼は25分にもこぼれ球を詰めてゴールネットを揺らしたものの、これはVAR検証で無効とされている。
その後に19歳のアントニ・ミランボが2ゴール(33分、90+2分)を挙げて勝利を奪ったアウェーマッチで、日本代表CFは75分間のプレーでボールタッチ17回、シュート1回、パス12回(成功10回)、空中戦3回(勝利1回)、ボールロスト1回というスタッツを記録した。
クラブ公式サイトは、上田の働きを「前半のうちに快適なリードをもたらした」と伝え、また「この勝利は、フェイエノールトにとって当然のものだった。というのも、チームは熱狂的なエスタディオ・ダ・ルスで素晴らしいパフォーマンスを見せただけでなく、さらに上田とゲルノート・トラウナーによる2つのゴールが取り消される場面があったからだ」と綴っている。
UEFA(欧州サッカー連盟)は、公式サイトで「パイションが左サイドを駆け上がり、ゴール前に突進してくる上田を見つけてパス。日本人選手は冷静に、そして難なくフィニッシュ」とゴール場面に言及し、また「上田はCLのグループステージおよびノックアウトステージで得点した13人目の日本人選手となった(チャンピオンズカップ時代を除く)」と紹介した。
現地メディアの報道では、日刊紙『De Telegraaf』が「パイションから絶好の形でボールが届き、上田が見事にゴールを決めて約7万人のベンフィカ・ファンに衝撃を与えた」と綴り、“幻の2点目”についても「フェイエノールトの遠征サポーターは、上田が再びネットを揺らしたとき、幸せを抑えきれなかった。しかし、上田が歓喜に沸いている間に、VARが介入した」と報じている。
また、同メディアのライブ実況の記事でもゴールをレポートしており、「見ただろうか、上田はボールを受けるなり、すぐにゴールを決めてしまった。パイションはサイドで素晴らしいプレーを見せたが、彼のクロスに対して、日本人選手はペナルティーエリア内の絶好の位置に立っていた」と綴った。
一方、『AD』紙は「フェイエノールトがボールを奪い返し、クインテン・ティンバーがスルーパスでパイションを敵陣深くに送り出し、このウインガーが低いクロスを入れると、上田が走り込んでボールを押し込んだ」というこのプレーを、「お手本のようなゴールだ!」と称賛している。
続いて南オランダの地域公共放送「Rijnmond」も、ティンバーからの攻撃展開を紹介し、「上田はその素晴らしい攻撃を仕上げてスコアを1-0とした」と記述。またサッカー専門サイト『VOETBAL FLITSEN』は、10点満点の採点で「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出されたミランボの「9」に次ぐチーム2番目タイの「8.5」を上田に与えた。
対戦したベンフィカの地元メディアでは、週刊紙『Expresso』がオランダ勢にとって今回のポルトガルでの勝利が約50年ぶりの快挙であることを伝えるとともに、「韓国人、オランダ人、そして日本人が、ルスに乗り込み、ベンフィカを打ち負かした」として、ファン・インボム、ティンバー、そして上田に賛辞を贈っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】上田綺世、念願のCL初ゴール!
敵地での一戦ながら、12分に先制したオランダの名門。スルーパスで抜け出したイゴール・パイションの左からのクロスをしっかりダイレクトで合わせ、相手GKと左ポストの狭い間を抜いたのは、これが自身CLでの初ゴールとなった上田綺世だった。彼は25分にもこぼれ球を詰めてゴールネットを揺らしたものの、これはVAR検証で無効とされている。
その後に19歳のアントニ・ミランボが2ゴール(33分、90+2分)を挙げて勝利を奪ったアウェーマッチで、日本代表CFは75分間のプレーでボールタッチ17回、シュート1回、パス12回(成功10回)、空中戦3回(勝利1回)、ボールロスト1回というスタッツを記録した。
クラブ公式サイトは、上田の働きを「前半のうちに快適なリードをもたらした」と伝え、また「この勝利は、フェイエノールトにとって当然のものだった。というのも、チームは熱狂的なエスタディオ・ダ・ルスで素晴らしいパフォーマンスを見せただけでなく、さらに上田とゲルノート・トラウナーによる2つのゴールが取り消される場面があったからだ」と綴っている。
UEFA(欧州サッカー連盟)は、公式サイトで「パイションが左サイドを駆け上がり、ゴール前に突進してくる上田を見つけてパス。日本人選手は冷静に、そして難なくフィニッシュ」とゴール場面に言及し、また「上田はCLのグループステージおよびノックアウトステージで得点した13人目の日本人選手となった(チャンピオンズカップ時代を除く)」と紹介した。
現地メディアの報道では、日刊紙『De Telegraaf』が「パイションから絶好の形でボールが届き、上田が見事にゴールを決めて約7万人のベンフィカ・ファンに衝撃を与えた」と綴り、“幻の2点目”についても「フェイエノールトの遠征サポーターは、上田が再びネットを揺らしたとき、幸せを抑えきれなかった。しかし、上田が歓喜に沸いている間に、VARが介入した」と報じている。
また、同メディアのライブ実況の記事でもゴールをレポートしており、「見ただろうか、上田はボールを受けるなり、すぐにゴールを決めてしまった。パイションはサイドで素晴らしいプレーを見せたが、彼のクロスに対して、日本人選手はペナルティーエリア内の絶好の位置に立っていた」と綴った。
一方、『AD』紙は「フェイエノールトがボールを奪い返し、クインテン・ティンバーがスルーパスでパイションを敵陣深くに送り出し、このウインガーが低いクロスを入れると、上田が走り込んでボールを押し込んだ」というこのプレーを、「お手本のようなゴールだ!」と称賛している。
続いて南オランダの地域公共放送「Rijnmond」も、ティンバーからの攻撃展開を紹介し、「上田はその素晴らしい攻撃を仕上げてスコアを1-0とした」と記述。またサッカー専門サイト『VOETBAL FLITSEN』は、10点満点の採点で「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出されたミランボの「9」に次ぐチーム2番目タイの「8.5」を上田に与えた。
対戦したベンフィカの地元メディアでは、週刊紙『Expresso』がオランダ勢にとって今回のポルトガルでの勝利が約50年ぶりの快挙であることを伝えるとともに、「韓国人、オランダ人、そして日本人が、ルスに乗り込み、ベンフィカを打ち負かした」として、ファン・インボム、ティンバー、そして上田に賛辞を贈っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】上田綺世、念願のCL初ゴール!
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