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「消えた」「普段の閃きはなし」ラス・パルマス戦で鳴りを潜めた久保建英、屈辱の採点「3」で単独最低評価も

THE DIGEST編集部

2024.12.17

ホームでのラス・パルマス戦では低調に終わった久保。(C) Getty Images

 現地時間12月15日に行なわれたラ・リーガ第17節で、レアル・ソシエダはラス・パルマスと0-0で引き分け、公式戦での連勝は5(リーガは2)でストップした。

【動画】ラス・パルマス戦ハイライト
 ともにクロスバーを直撃するシュートを放つなど、幾度かあったチャンスを活かせずに勝点1を分け合うことになったレアレ・アレナでの一戦、久保建英は右ウイングとして先発出場を果たしてチャンスを創出する場面もあったが、全体的に効果的なプレーは少なく、67分でアンデル・バレネチェアとの交代でベンチに退いている。

 データ専門サイト『WhoScored.com』によれば、ボールタッチ34回で、シュートなし、パス21回(成功17回)、キーパスなし、ドリブル3回(成功1回)、インターセプト1回、ボールロスト1回というスタッツを記録した背番号14に対して、現地メディアの評価は軒並み厳しいものとなった。

 マドリードのスポーツ紙『MARCA』『as』はともに、3点満点の採点で最低タイとなる「1」を付与。ライブ実況やレポート記事における久保のプレーへの言及は、序盤にルカ・スチッチのフィニッシュに繋がったパスと、39分に味方のファウルにボールを地面に叩きつけながら主審に抗議したことで警告を受けたことぐらいだったが、『as』紙は個別評価の記事で、「挑戦はしたが、今回はチャンスを生み出せず。最良のパフォーマンスからは程遠かった」と綴っている。

 一方、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は個別評価において彼のプレーを、存在感がなく、試合に影響を与えられなかったという意味で「消えた」と表現し、「日本人選手への期待はもっと大きかったが、この日は調子が出ず、ほとんど攻撃を仕掛けられなかった。マリオ・メレロ・ロペス主審の誤ったファウル判定に対してボールを地面に叩きつけたため、イエローカードを掲げられた」と総括した。

 ソシエダの地元であるバスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、10点満点の採点で他のチームメイトたちが軒並み「5」~「6」となる中、久保に対しては「3」というひときわ厳しい評価を下し(ちなみにメレロ主審には「1」……)、「いつものようにトライしたものの、彼のサイドで相手にダメージを与えることはできず。あまり元気さは感じられず、動きも硬く、アイデアも少なかった」と寸評も当然ながらネガティブな内容となっている。

 そしてサッカー専門サイト『El Desmarque』も、「この日本人選手のプレーには、普段見られるような閃きはなし。前半に受けたイエローカードが影響していた」との見解を示し、採点ではチームで下から2番目に低い「5」止まりだった。

構成●THE DIGEST編集部

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