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「決定力を欠き、ミスが目立ち…」 今季前半戦の南野拓実に対してモナコのクラブ専門メディアが厳しい評価!「監督からの信頼も薄れた」

THE DIGEST編集部

2024.12.30

シーズン前半戦の南野は期待通りの働きを見せたとは言い難い。(C)Getty Images

 リーグアンは先週末で年内の全日程を終了したが、モナコは3連覇中のパリ・サンジェルマン、ブライトンで大いに名を上げたロベルト・デ・ゼルビ監督率いるマルセイユに次ぐ3位で年を跨ぐこととなった。

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 チャンピオンズリーグ(CL)との二足のわらじで臨んだ今季、パリSGには第16節終了時点で勝点10差をつけられているものの、ライバルのマルセイユとは同ポイント(30)で接戦を展開し、欧州の舞台でも序盤は上位を維持するなど(現在はリーグフェーズで3勝1分け2敗の36チーム中16位)、ここまでの歩みはまずまずといったところだろう。

モナコのクラブ専門メディアである『LA DIAGONALE』は、2024-25シーズンの前半戦を総括し、各試合での採点から平均値を算出してモナコの全選手をランキング化。トップには「6.21」でスイス代表MFデニス・ザカリアが立ち、「圧倒的な存在感を発揮。ボール奪取や最初のパスの供給で高いパフォーマンスを発揮し、力強いプレースタイルでチームのバランスを保つ重要な役割を担った」と賛辞が綴られている。

 フランスのサッカー専門サイト『maxifoot.fr』による「リーグアン前半戦のベストイレブン」にもウィルフリード・シンゴとともに選出されたザカリアの後には、ミランからの関心が報じられているマグネス・アクリウシュ(5.76)、そしてエリース・ベン・セギル(5.75)が続いた。
 
 気になる南野拓実は、「5.07」で9位。今季サンテティエンヌとの開幕戦(1-0)でいきなり決勝点を挙げるという好スタートを切った日本代表アタッカーだが、リーグアンではこの1点のみ、アシストも1止まりで(CLでは2得点1アシスト)、「期待に届かず」と見出しを打った同メディアの言及も次のようにネガティブなものとなっている。

「攻撃陣ではアレクサンドル・ゴロビンと南野が注目される、シーズン前半は期待を下回るパフォーマンスに終わった。前者は足首の捻挫で出遅れたが、最近では調子を取り戻しつつある(5.24点)。一方、南野は昨季末にチームのMVPに選ばれるほどの活躍を見せたが、今季は決定力を欠き、ミスが目立っている。最近ではアディ・ヒュッター監督からの信頼も薄れたようで、平均採点も辛うじて合格点に届くレベルである」

 なお、トップ10は以下の通り。

1位:デニス・ザカリア MF 6.21
2位:マグネス・アクリウシュ MF 5.76
3位:エリース・ベン・セギル MF 5.75
4位:ウィルフリード・シンゴ DF 5.65
5位:ラミン・カマラ MF 5.29
6位:アクレサンドル・ゴロビン MF 5.24
7位:ヴァンデルソン DF 5.21
8位:ティロ・ケーラー DF 5.20
9位:南野拓実 MF 5.07
10位:ブレール・エンボロ FW 4.75

 なお、同メディアは選手個人だけでなく、チームとしてのパフォーマンスも評価しており、出場選手全員の平均値のランキングも発表。ここで1位となったのが、「6.3」をマークした現地時間10月22日に行なわれたCL第3節のレッドスター戦(〇5-1)だが、ここでは南野が先制点を含む2ゴール1アシストの大活躍でUEFA(欧州サッカー連盟)によって「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選定されている。

構成●THE DIGEST編集部

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