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「無敵の守護神」 好守連発で勝点奪取に大貢献の鈴木彩艶を現地メディアが軒並み最高評価! クラブも「スーパースズキ! なんというセーブ」と絶賛

THE DIGEST編集部

2025.01.07

トリノ戦の「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に輝いた鈴木。(C)Getty Images

トリノ戦の「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に輝いた鈴木。(C)Getty Images

 イタリア・セリエAのパルマは、現地時間1月5日に行なわれた第19節のアウェーマッチで、トリノ相手に0-0と引き分けたが、この一戦ではGK鈴木彩艶が好守を連発して勝点奪取に大貢献してみせた。

 自身の苗字と同じ日本企業をスポンサーとするホームチームと対峙した日本代表守護神は、90分間で4回のダイビングセーブを披露したが、そのうち3回は決定的なものであり、その反応と俊敏性でゴール期待値「1.80」というシュートを全て封じている(データ専門サイト『FOTMOB』より)。

 リーグは「パルマの勝点獲得に幾つかのビッグセーブで貢献した」(公式SNSより)として、彼を「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選定。一方、クラブはSNSで、鈴木の好守に「スーパースズキ! なんというセーブだ」「このセーブを説明する言葉がない」と感嘆し、「この男は本当に良いGKだ」「(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)受賞に相応しい」と賛辞を贈った。

 ファビオ・ペッキア監督からも「前半の序盤、トリノは我々を追い詰め、幾つかのチャンスを創り出したが、そこではザイオンが素晴らしいプレーを見せてくれた」と褒め称えられた守護神に対しては、現地メディアも軒並み高評価を下しており、日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は以下のように報じている。

「トリノは多くのチャンスを創り出したが、ゴールを奪えず。一方、パルマは望んでいた勝点1を持ち帰ることができた。彼らは、驚異的な活躍を見せた鈴木に感謝すべきだろう。前半、日本人GKはチェ・アダムスのシュートを2度にわたり阻止。至近距離からのヘッド弾に対する反射的なセーブ、続くエリア内でのボレーシュートを見事に防いだ。さらに、試合終了間際、カロル・リネッティの強烈な右足シュートを止めた場面は、ほとんど奇跡的と言っても過言ではない」

 
 オンライン新聞の『PARMA TODAY』は、10点満点の採点で他のチームメイトが最高でも「6」止まりのところを、背番号31の守護神には「7.5」を与え、「前半の8分と19分、アダムスに対する決定的なセーブを2度披露してホームチームの攻撃を阻止。非常に素早い反応で相手の攻撃を封じた。エリアを完全に掌握しており、リネッティのシュートに対する驚異的なセーブも光った。今回は最後の瞬間のヒーローは彼だった」と寸評を綴った。

 一方、『Vi SPORT』は「この日の鈴木は絶好調であり、エリアの外でも相手選手を心理的に圧倒するほどのパフォーマンスを発揮。アダムスの2本の『ミサイル』を見事に封じ込めた」として、こちらも採点は単独最高となる「7」としている。

 サッカー専門サイトでは、『calciomercato』が「アダムスに対して2度、そして試合終盤にリネッティに対しても見事なセーブを披露」、『TUTTO mercato WEB.com』は「後半はほとんど観客のように静かな時間を過ごしたが、前半は完全に主役だった。アダムスとの対決に勝利し、彼のシュートを2度も見事にセーブ。試合終盤にはリネッティのシュートを防ぎ、チームに貴重な勝点1をもたらした」と彼のプレーを総括し、採点はそれぞれ「7.5」「7」を付与した(いずれもチーム単独最高)。

 パルマの地元メディア『SPORT PARMA』も「7.5」の最高採点で、「無敵の守護神」と称賛。クラブ専門サイト『FORZA PARMA』はレポート記事において、「スーパーレスポンス」「スーパースズキ」といった表現を用い、また同国の大手スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』が「スタイルは最高ではないが効果的」と鈴木を評し、採点「7」でこの試合のベストプレーヤーに選定したことを伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】パルマGK鈴木彩艶、トリノ戦でスーパセーブ連発!
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