伊東純也、中村敬斗、関根大輝が所属するスタッド・ランスは、現地時間５月29日のリーグ入れ替え戦第２戦でメスに１-３で敗れ、来季の２部降格が決まった。敵地で行なわれた初戦を１対１のスコアで終え迎えたホームでの第２戦、１対１から突入した延長戦で２点を許し敗戦。試合後の日本人３選手の呆然とした表情が、国内外メディアで報じられた。

【動画】伊東純也、中村敬斗、関根大輝が所属するランスがメスに敗れ、まさかの２部降格… 
  　そして今回の結果により、日本人３選手の来季の去就も注目を集めることに。伊東、中村、関根はいずれも日本代表として、来年の北中米ワールドカップ（W杯）メンバー入りも狙える立場でもある。所属クラブの２部降格は各選手にとって、１年後に控えるW杯を目指すうえでも、大きな不安要素となりかねない。

　ランス降格のニュースは、韓国メディア『スポーツ朝鮮』でも扱われており、その中では、伊東、中村、関根の３人、さらに日本代表チーム、それぞれの今後を危惧している。

　トピックでは入れ替え戦の試合展開を伝えるとともに、「ランスの降格は、日本サッカーにも深刻な打撃となる見込みだ。伊東純也、中村敬斗、関根大輝はいずれも日本代表の戦力だからだ」と指摘する。

　その上で、「最近の日本代表で、８試合１ゴール・７アシストと躍動していた伊東、主力に定着しつつある中村、そして『日本の未来』と評される関根の今後は、すべて不透明になった」などと見通しつつ、３選手の来シーズンについて、以下のように見解を示している。

「今後１年間で2026年北中米W杯に向けて実力を高めていかねばならない代表選手たちが、来季２部リーグでプレーすることになれば、代表チームの戦力維持に大きな影響を与えるのは避けられない。特にW杯を１年後に控えたこのタイミングでは、試合勘やコンディションの維持が重要な時期であり、ランスの降格は日本代表にとっても非常に繊細な問題となっている」

　また同メディアは、「日本代表には欧州組が多数いるため代替選手はいる」として、選手層の厚さを強調しつつも、「とはいえ、森保一監督の悩みは深まるだろう」と指揮官の胸中に想いを巡らせている。

　欧州で着実に実績を残している伊東と中村、そして22歳と伸び盛りの関根、それぞれがW杯シーズンとなる来季へ向け、ここからどんな動きをみせるか。この夏は３選手にとって、キャリアの分岐点を迎える可能性が出てきたことは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部
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