アルゼンチン代表MFでリーベル・プレートに所属するフランコ・マスタントゥオーノが、レアル・マドリーへの移籍に近づいている。
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つい10日ほど前までは、「パリ・サンジェルマン(PSG)が獲得レースをリードしている」「マドリーは獲得を逃す寸前」とスペイン紙『AS』が伝えていた。しかし、その状況は急転直下で変わった。マドリーが一気に巻き返しを図り、移籍成立へと動いているのだ。
こうした動きを受けて、『AS』紙はマスタントゥオーノがリーベル・プレートに入団した当時のスカウト部長、ダニエル・ブリスエラ氏のインタビューを電子版で掲載。彼は次のように語っている。
「最初のボールタッチで特別な才能を感じた。まさに一目惚れだった」
「彼はつねに白いユニホームを着てプレーする自分を想像していた」
「彼のクオリティーなら、世界一のクラブにも完璧にフィットするだろう」
「フランコもまた“銀河系”の一員になれる存在だ」
いずれも、マドリディスタ(マドリーのファン)の心をくすぐる言葉ばかりだ。
マドリーは、PSGにこのアルゼンチンの逸材を奪われることを恐れ、突如として本格的な獲得モードに切り替えたとされる。『AS』のマルコ・ルイス記者は、マドリーの動きについて次のように分析する。
「もし最終的にマスタントゥオーノを獲得すれば、それは“予防的補強”と見なされるだろう。これは監督の意向を通さずに決定されたオペレーションの一つだ。将来バロンドールを狙える逸材を、ヨーロッパでの飛躍を見越してリーズナブルに獲得する契約だ」
この手法は、過去にもヴィニシウス・ジュニオール(4500万ユーロ)、ロドリゴ(4000万ユーロ)、エンドリッキ(3500万ユーロ)らに対して実行されている。
一方、同紙のアリツ・ガビロンド記者は、マドリーの狙いの裏に「ライバルクラブに現われた超新星の存在がある」と指摘する。
「マスタントゥオーノは繊細なテクニックを持つ左利きの選手で、右サイドにとどまらず自由に動きながら創造的なプレーで試合を決定づける。誰かに似ていると思わないだろうか? そう、バルサのラミン・ヤマルだ」
現在、ヨーロッパのクラブは、チェルシーのエステバン・ウィリアンやバイエルンのマイケル・オリースなど、“二人目のヤマル”を探し続けている。そしてマドリーは、アルゼンチン版のその答としてマスタントゥオーノに賭けたのだ。
こうして、また一人、未来のバロンドール候補がマドリーに加わろうとしている。
文●下村正幸
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マドリーは、PSGにこのアルゼンチンの逸材を奪われることを恐れ、突如として本格的な獲得モードに切り替えたとされる。『AS』のマルコ・ルイス記者は、マドリーの動きについて次のように分析する。
「もし最終的にマスタントゥオーノを獲得すれば、それは“予防的補強”と見なされるだろう。これは監督の意向を通さずに決定されたオペレーションの一つだ。将来バロンドールを狙える逸材を、ヨーロッパでの飛躍を見越してリーズナブルに獲得する契約だ」
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一方、同紙のアリツ・ガビロンド記者は、マドリーの狙いの裏に「ライバルクラブに現われた超新星の存在がある」と指摘する。
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現在、ヨーロッパのクラブは、チェルシーのエステバン・ウィリアンやバイエルンのマイケル・オリースなど、“二人目のヤマル”を探し続けている。そしてマドリーは、アルゼンチン版のその答としてマスタントゥオーノに賭けたのだ。
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