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海外サッカー

19位に沈むソシエダの「不振要因」をスペイン紙が指摘!「成功例は、久保建英とブライス・メンデスまでさかのぼらねば…」地元ファンの“士気低下”も!?

THE DIGEST編集部

2025.10.09

 また、「ベテラン勢のパフォーマンス低下」がチームの弱体化に拍車をかけていると主張。かつて高く評価されていたものの、現在はパフォーマンスを落としている選手としてCBのイゴール・スベルディアやSBのホン・アランブルの名を挙げるとともに、「久保、メンデス、スベルディアは、近年のチームを上位に導いた功労者だが、オジャルサバルを除けば、今や安定して違いを作れる選手は少ない。オジャルサバル自身も不調の時期はあるものの、必要な場面では常にチームの中心として顔を出している」と指摘した。

 さらに、「カンテラが定着せず、クラブのアイデンティティーが失われつつある」という深刻な問題にも言及。スビメンディ以降、カンテラ(下部組織)出身選手で絶対的レギュラーを掴んだ者はいない。ソシエダは、今夏にスビメンディら5人の「カンテラーノ」が退団した影響で、クラブの『地元らしさ』が失われつつあるのではないかと懸念する声が上がっている」。そして前述の通り、「多額の移籍金をかけて獲得した外部選手たちが、いまだその価値を証明できていない」事実が問題に輪をかけている。

 そして、「要塞ではなくなったアノエタ」との表現で挙げられたのは、本拠地レアレ・アレナで勝利から遠ざかっているという事実だ。直近のホームゲーム12試合で勝利はわずか3試合。「クラブ史上最多の3万8000人の会員数(上限に達しているため5000人以上が順番待ち)を誇る熱狂的なファンの士気は下がっている」と同メディアは綴った。
 
 加えて、「クラブがファンとの距離を広げていると感じる人もいる」とも指摘。「練習の完全非公開化や、チームが以前のように(ギプスコア)県内の街を訪問しなくなった件が、その象徴として挙げられる」。クラブの規模が大きくなるにつれて、以前より地元密着の姿勢が弱くなった点も、結果的にチームの背中を押す力も低下したとの見解を示している。

 数シーズン前には、理想的なクラブ像として挙げられていたソシエダ。苦境にある彼らが、ここからいかに脱却するのか。そして、そこで久保がいかなる役割を果たすのかも、日本のファンとしては気になるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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