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海外サッカー

堂安律、フランクフルトで始まった“攻撃を作る者”への進化とその現在地 日本代表MFにいま求められている役割とは?

中野吉之伴

2026.01.21

 そうした実情の中で、ここまでのリーグ戦で4ゴール・5アシストという数字を残しているのは、十分に評価すべきものがあるし、この変化は日本代表にも直結する。

 代表での堂安は、右サイドでの守備貢献と、攻撃へのアクセント、チャンスシーンの捻出、フィニッシュワークへの関与と様々だ。堂安がいることで、試合における状況に応じた選択肢ができている点は、代表にとって大きなプラスになっている。

 いまフランクフルトでの取り組みでその精度がさらに増せば、これまで以上に計算できる。
 
 これまでだったら潰されていた局面をかいくぐり、シュートまで持ち込む。相手守備に手を焼き、なかなかチャンスを作り出せない展開でも、相手守備の基準点にズレを生み出す。

 もしそれができるようになったら...。

 ワールドカップのようなビッグトーナメントではディテールが勝敗を分けることも少なくない。試合の中でいつ、どこで、どのような仕掛けをして、どのように回収するのか。見ている観客さえもが驚くプレーにもなるかもしれない。

 今季後半戦に向けて堂安に期待したいのは、ゴールやアシストという結果ももちろんだが、攻撃の中心としての変容である。ディノ・トップメラー監督は守備バランスの問題を解決できず、シーズン途中でチームを離れることになった。

 後任監督が誰になるかはまだ未定だが、名前が挙がっているマルコ・ローゼやサンドロ・シュバルツ、あるいはシャビ・アロンソは、コレクティブなプレスとダイレクトにゴールへ向かうサッカーを思考する指揮官たちだ。

 連続で鋭いプレスができて、素早いコンビネーションと個人技でゴールに迫れる堂安の良さはうまく引き出されるはず。

 局面を打開する選手から、フィニッシュまで持ち込める選手へ。

 そんなさらなる成長を楽しみにしている。

文●中野吉之伴

【動画】堂安律が先制点の起点に!ブレーメン戦  ハイライト
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