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海外サッカー

W杯得点王を争う怪物たち…元プレミアDFが語った“対策と限界”「最後は運に頼るしかない」のは?

THE DIGEST編集部

2026.06.24

 一方、ウィリアムズ氏自身が2017年に対戦したというエムバペについては、「彼は非常に守りにくい選手だった。メッシよりも直接的で、同じくらい守備が難しい」「ドリブルする時のスピードが違う。切り返しやターンをしながら、自分が望む場所へボールを運ぶ。その強度は非常に高い」と評した。

 しかし、メッシよりは守備側がリズムを掴みやすいとの見解を示し、「エムバペは常に、時速100マイルでプレーしているような選手だから、守る側もそのリズムで対応できる。メッシは相手を一度遅くさせてから、急にスピードを上げてくる」と説明。ただ、フランスはエムバペ以外にも強力な攻撃陣を擁することを強調し、「エムバペだけに集中すれば、他の選手にやられる。チーム全体が同じ考え方で守らなければならない」と主張している。
 
 続いて、25歳にして初の代表メジャーイベントを経験しているハーランドに対しては、「メッシやエムバペとは正反対のタイプ」と位置付け、「彼はボールを持っていなくても、相手を打ち負かせる。それが、さらに危険度を増している。守る側としては、中盤を助けるために最終ラインを押し上げたくなるが、背後にスペースを残した瞬間、彼はそこを突いてくる」と、その“動き”にも焦点を当てた。

 そして最大の対策としては、「まず何よりも、裏へのボールを止めなければならない。ハーランドへのボール供給を断つことだ。彼は何度も下がってきて、4人の相手選手を抜いてゴールするタイプではない。与えられたボールを最大限に活かす選手だ」と指摘した上で、「4人の中では、最も致命的だ。チャンスを得れば、おそらくゴールになる」と賛辞を贈っている。

 最後に、代表通算得点を81(歴代最多)に伸ばしている32歳のケインは、ウィリアムズ氏によれば、「昔はもっと機動力があり、スピードもあった。背後へ走るプレーも多かった。しかし今は、ドリブルで抜き去るタイプではない」と、10年前とは“別人”だということであり、「だからこそ、密着して、彼にシュートを打たせないことが重要だ」。

 ケインへの賛辞は続き、「彼のシュート能力は、この4人の中で最高と言ってもいい」。さらに彼特有の「降りてきて組み立てるプレー」についても、「それこそが、彼を特別な存在にしている要素だ。クロアチア戦では何度も中盤へ下がり、そのパス能力を活用していた」と高評価。この働きによって生まれたスペースを、周囲のアタッカーが活用できることから、「優先すべきは、走り込んでくる選手たちへの対応だ。守備陣の背後にスペースを与えることこそ避けなければならない」と、対応策を挙げている。

構成●THE DIGEST編集部

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