彼の見事な働きによってポルトガルの堅守をこじ開けたスペイン。その強みは一般的にポゼッションにあるとされているが、フランスのサッカー専門サイト『SO FOOT』はこの点に注目し、「2018年、22年でのポゼッションはあまりにも無力だったが、デ・ラ・フエンテ監督の下、ボールを保持しながら、絶え間ない動きによって相手の守備網を破壊できるチームへと生まれ変わった」と、その進化を分析している。
さらに記事では、元フランス代表DFミカエル・シアニの「90分間ボールを追いかけ続けるのは、身体的にも精神的にも消耗する。集中力を失えばポジショニングが遅れ、その瞬間をスペインは逃さず一気に加速してくる」や、キプロス代表MFイオアニス・クスロスの「現在のスペインは2010年の優勝チームより、技術面だけでなく、フィジカル面でも優れている。相手を走らせ続けて疲弊させる。『ティキタカ』と攻撃的な迫力を高い次元で融合させている」との称賛コメントが紹介された。
ただ、英国の公共放送局「BBC」は、スペインの真の強みは攻撃力ではなく「鉄壁の守備」にあると指摘。2010年大会にシャビやアンドレス・イニエスタらを中心とした華麗なティキタカで世界を魅了したことを振り返りながら、「今回 再び優勝を果たせば、その原動力となるのは攻撃陣ではなく、守備陣かもしれない」との見解を示している。
事実、デ・ラ・フエンテ監督率いるチームは、ここまで一度も失点せずに準々決勝へ進出。W杯史上初となる6試合連続クリーンシートを達成し、これまでイタリア(1990年大会)とスイス(2006~2010年大会)が保持していた連続無失点記録を更新した。また、2022年大会でのラウンド・オブ16で激闘を繰り広げたモロッコ戦(PK戦で敗北)のスコアレスゲーム以降、W杯では609分連続無失点という記録も継続し、この間にゴールを守ってきたGKウナイ・シモンはイタリアのワルテル・ゼンガや同胞イケル・カシージャスを上回った。
「ミケル・オジャルサバルが直近17試合で17ゴールを記録し、18歳の神童ラミネ・ヤマルは完全復調、さらに2024年バロンドール受賞者ロドリの支えを受けながら、ペドリは中盤で試合を操り続けているスペインだが、ここまで勝ち進んできた土台は、実はピッチの反対側、つまり守備にある」
こう改めて強調した同メディアは、ポルトガル戦を振り返って「スペインは組織全体で危機を解決し、ポルトガルがラファエウ・レオンら途中出場組が違いを生み出せなかった件もあり、シモンが奇跡的なセーブを見せる必要すらなかった」と、その完成度の高さを称賛した。
そして今後についても、元イングランド代表FWクリス・サットン氏の「この試合はスペインの最高の出来ではなかった。『まだ伸びしろがある』と感じさせるのが末恐ろしい。しかも失点しないという事実は、他国にとって極めて不気味だ」とのコメントを紹介し、「まだ多くのことが期待できる」としている。
構成●THE DIGEST編集部
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ただ、英国の公共放送局「BBC」は、スペインの真の強みは攻撃力ではなく「鉄壁の守備」にあると指摘。2010年大会にシャビやアンドレス・イニエスタらを中心とした華麗なティキタカで世界を魅了したことを振り返りながら、「今回 再び優勝を果たせば、その原動力となるのは攻撃陣ではなく、守備陣かもしれない」との見解を示している。
事実、デ・ラ・フエンテ監督率いるチームは、ここまで一度も失点せずに準々決勝へ進出。W杯史上初となる6試合連続クリーンシートを達成し、これまでイタリア(1990年大会)とスイス(2006~2010年大会)が保持していた連続無失点記録を更新した。また、2022年大会でのラウンド・オブ16で激闘を繰り広げたモロッコ戦(PK戦で敗北)のスコアレスゲーム以降、W杯では609分連続無失点という記録も継続し、この間にゴールを守ってきたGKウナイ・シモンはイタリアのワルテル・ゼンガや同胞イケル・カシージャスを上回った。
「ミケル・オジャルサバルが直近17試合で17ゴールを記録し、18歳の神童ラミネ・ヤマルは完全復調、さらに2024年バロンドール受賞者ロドリの支えを受けながら、ペドリは中盤で試合を操り続けているスペインだが、ここまで勝ち進んできた土台は、実はピッチの反対側、つまり守備にある」
こう改めて強調した同メディアは、ポルトガル戦を振り返って「スペインは組織全体で危機を解決し、ポルトガルがラファエウ・レオンら途中出場組が違いを生み出せなかった件もあり、シモンが奇跡的なセーブを見せる必要すらなかった」と、その完成度の高さを称賛した。
そして今後についても、元イングランド代表FWクリス・サットン氏の「この試合はスペインの最高の出来ではなかった。『まだ伸びしろがある』と感じさせるのが末恐ろしい。しかも失点しないという事実は、他国にとって極めて不気味だ」とのコメントを紹介し、「まだ多くのことが期待できる」としている。
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