この元所属選手の主張に強く頷くファンも少なくないだろうが、一方で『FAGAONET』のエドゥアルド・マンセル記者は、本田の寄付を「マネジメント能力の欠如をさらけ出したこれまでのボタフォゴ経営陣とは対照的に、プロフェッショナルとしての尊厳を示した」と評価。また、本田の退団についても、「彼は経営陣の犠牲になった」と同情を示した。

「監督に圧力をかけ、すぐに首を切るネウソン・ムファレイ前会長の下で、本田はこのクラブに馴染むのに苦労した。絶え間なく指揮官が代わる状況で彼も犠牲となり、しばしば間違ったポジションを強いられたが、それでも本田はピッチで戦い続けた」
  　そして同記者は、「本田とボタフォゴの関係は終わっていない。それは、以前よりも良くなっている」と綴り、今回の慈善行為がその象徴的な事象のひとつだと主張した。

　このように、本田に対する見方は様々である。今後の彼と古巣クラブとのパートナーシップが、周囲からの印象をどう変えていくのかが興味深い。

構成●THE DIGEST編集部

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