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海外サッカー

アーセナルの冬の補強は?英メディアが3人の「センセーショナルな補強」を紹介。冨安健洋の代役探しも

THE DIGEST編集部

2021.11.16

 一方、日刊紙『EXPRESS』は、アーセナルが来年1月から始まる冬の移籍市場において、実現する可能性がある3つの「センセーショナルな補強」を紹介。中盤では、ブカヨ・サカのバックアップとしてマンチェスター・シティのラヒーム・スターリング、トーマス・パーテイの新たなパートナー候補としてミランのフランク・ケシエ、そして前線ではすでに6800万ポンド(約104億円)というオファーがなされたと報じられているフィオレンティーナのドゥサン・ヴラホビッチの名を挙げている。

 また同メディアは、これらターゲットとなる3選手の加入をエドゥ・テクニカルディレクターがまとめた場合の、アーセナルの「電撃的なイレブン」として、GKラムズデイル、DF冨安、ホワイト、ガブリエウ、ティアニー、MFスターリング、トーマス、ケシエ、エミール・スミス・ロウ、FWピエール=エメリク・オーバメヤンという陣容を記しているが、ここでも守備陣については実際のものと変わりはない。

 つまり、最終ライン(GKも含め)については文句なしであり、手を加える必要がないというのが同メディアの見方だ。ただ、アーセナルの専門メディア『Just Arsenal』は「トミヤスの獲得には大金が費やされたが、クラブは同じ出費が必要になる」と主張。「加入以来、静かに、著しく名を馳せている」という日本人DFに匹敵する右SBの獲得を訴える理由は、その力に問題があるわけではなく、バックアップ的存在の必要性によるものだ。
 
 同メディアは、かつての同じポジションのレギュラーであり、現在はベティスにレンタルされているエクトル・ベジェリンについては「アーセナルでは二度とプレーできないかもしれない」と予言し、その上で「右SBのポジションをめぐる健全な競争を生み出す必要がある」「トミヤスが大きな怪我を負った場合、また彼が長期的に効果的に機能するために休息を取る必要がある場合、すぐに代わりを務められる経験豊富な選手を準備しておかなければならない」と訴えた。

 不可欠な存在であっても、代えの利かない存在では困るというのが同メディアの見方だが、実際にクラブも同じ考えの下で、リールのトルコ代表右SBゼキ・チェリク(24歳)の獲得の可能性を探っているという報道がなされている。

 悲惨なスタートから立ち直り、さらなる飛躍の可能性を秘めたアーセナル。年明けに穴のないチームを作り上げ、並み居るメガクラブらとの優勝争いに参戦し、18年ぶりに栄冠を手にできるか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部

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