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海外サッカー

久保建英、ヴィニシウスのスペイン国籍取得難航でレンタル継続が濃厚…マドリー専門メディアは「今度はクボをより良いクラブへ――」

THE DIGEST編集部

2022.06.09

 デジタル新聞の『EL ESPANOL』は、久保の2021-22シーズンを「マジョルカは1部残留を果たしたが、久保はこのバレアレス諸島に残ることはない。監督交代で若い日本人選手はバックグラウンドに追いやられ、パフォーマンスにも悪影響を及ぼした。このクラブでの飛躍はならず、プレー時間2000時間の壁も越えられず。爆発が待たれる状況だ」とネガティブに振り返るも、以下のように来季の展望等を綴った。

「彼にはマドリーでの居場所はなく、ベストなレンタル先を探すことになる。まだブレイクはしていないが、今季のヴィニシウスのような躍進の可能性はある。今、必要なのは卓越性を示し、プレー時間を確保することであり、それにはチーム選びが鍵を握る。彼とマドリーの契約は2024年までとまだ時間はあり、殻を破り、トップチームでプレーする機会は十分にある」

 同メディアはまた、ヴィニシウスが先日、ブラジル代表の一員として来日した際、久保について「彼は良いパフォーマンスと成長を続けている。彼がマドリーに復帰する日を楽しみにしている」と語ったことも紹介するなど、日本人選手の今後の飛躍にも期待を寄せている。

 ドイツの移籍専門メディア『TransferMarkt』が算出する市場価値で、2019年には3000万ユーロ(約39億円)とされていたのが、最新版では750万ユーロ(約9億8000万円)まで下落したことなども例に挙げられ、一部の現地メディアからは伸び悩みも指摘されている久保だが(オリンピック公式サイトからも「クラブと代表チームの両方で、彼のキャリアは微妙な場所にいる」と指摘されている……)、まだ21歳の青年には十分な可能性があるはずだ。

 新たなレンタル先については以前、マドリーの専門メディア『THE REAL CHAMPS』が情報筋の話として「今度はクボを、より良いチームに送りたいと考えている。チャンピオンズ・リーグやヨーロッパリーグなどの欧州カップに出場するチームで、もう1年間、彼の成長を促すつもりだ」と報じていたが、次なる環境は彼のキャリアに大きな影響を与えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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