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海外サッカー

モナコ移籍の南野拓実に仏メディアは「大成功かもしれない」と補強を高評価!クラブ初の日本人選手に大きな期待感

THE DIGEST編集部

2022.06.30

 このように、古巣から多くの心温まる言葉とともに見送られた南野を、モナコは大歓迎し、公式サイトでは「非常に優れたテクニックを持ち、両足を使いこなせて、前線のあらゆるポジション(左右、または下がり目の中央)でプレーできる攻撃的な選手」と期待を寄せ、「彼について知っておくべき11のこと」という記事も掲載している。
 
 ここでは、アジア人では韓国のFWパク・チュヨン(2008~11年)に次いで2人目であり、日本人では初の所属選手であること、名前に関する逸話、マンチェスター・シティ入りが決まった今をときめくFWアーリング・ハーランドとレッドブル・ザルツブルク時代に攻撃デュオを組んでいたこと、オーストリアでは5シーズンで5度のリーグ優勝に高い得点率で大貢献したこと、2016年にU-23アジア選手権で優勝したこと等、南野に関する様々な面が紹介された。

 現地メディアでは、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』も同じように、「南野について知っておくべき5つのこと」と題した記事で、モナコの助っ人にスポットライトを当てており、こちらは、南野がかつてモナコの入団テストを受けていたこと、ザルツブルク時代に5度のリーグ優勝&4度の国内カップ優勝に加え、リバプールでも今季は二冠に貢献するなど実績十分であること、ザルツブルクで後の大物選手と多く共闘していたこと、ギネスブック記録(1分間でのハイタッチ数)を持っていることが取り上げられている。

 そしてもうひとつは、そのプレー特性についてであり、「技術的に優れた、完全なウイング。パス、フィニッシュに秀で、フィリップ・クレメント監督の戦術にすぐ適応できる。また、攻撃MFとしても進化の可能性がある。今季、リバプールでは計22試合で1011分間のプレーに止まったが、出場試合では前線の全体をカバーし、10ゴールを決めた。チームを構成する上で理想的な選手だ」と、高く評価した。

 他にも、サッカー専門サイト『sport.fr』は「フランスの移籍市場で最初の大型補強」、『FOOT MERCATO』は「日本のウイングはウィサム・ベン・ヤーデル、ケビン・フォラントと並んで主役を演じるだろう」、『FOOT01.com』は「効果的な補強を施すことで定評のあるモナコは、今夏の移籍市場のスタートにおいて、素晴らしい大成功を収めたかもしれない」と、この補強と南野の両方に対してポジティブに報じている。

構成●THE DIGEST編集部
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