昨季、欧州カップ戦を42年ぶりに制した一方で、ブンデスリーガで11位に沈んだフランクフルトは、チャンピオンズ・リーグに出場する今季、複数のコンペティションを戦っていくのに耐え得る戦力を整えるのに躍起であり、ゲッツェ獲得もその一環である。マルクス・クレシェSDは、鎌田との共存について「問題ない。それは可能だ。2人は長所も異なる。マリオはフィニッシュやラストパスで信じられないほどのクオリティーを有し、プレッシャーにも強い。それが、彼を獲得した重要な理由だ」と主張する。
日刊紙『BILD』も「ゲッツェが攻撃に加わることで、チームメイトに多くのスペースを提供することをフランクフルトは期待しており、鎌田もその恩恵を受けるだろう。クレシェSDは、日本人プレーメーカーがこの新加入選手によって“吊し上げ”に遭うとは考えていない。実際、彼はキャンプにおいて輝いており、多くのゴールや力強い動きは説得力に満ちている」と記述。別の記事においても、「もはや、エバン・エヌディカ、フィリップ・コスティッチ、鎌田の誰かを売却する必要はない」と訴えた。
ここまで、ミラン、トッテナム、セビージャ、リーズといったクラブからの関心が報じられている鎌田だが、クレシェSDは「何のオファーも受けていない」と否定。そして契約延長については「鎌田サイドとは頻繁に連絡を取り合い、具体的なオファーも出している」として、返事待ちであることを明かしている(日刊紙『FNP』より)。果たして、最終的にフランクフルトがいかなる陣容で新シーズンを迎えるのか、動向を見守りたい。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】トレーニングの合間に「サッカーゴルフ」に興じる鎌田
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