一方、78分にラファエレ・ボッレに代わるまでリベロとして最終ラインを統率した長谷部には、『Kicker』紙が「2.5」とチーム最高の採点を与え、『Frankfurter Rundschau』紙は「最高のパフォーマンス。広い守備範囲をコントロール下に置いていた。冷静かつ円熟したプレーを披露。時折、トップにも好パスを提供した」と称賛している。

　対して『Frankfurter Allgemeine Zeitung』の評価は、「長いシーズンの終わりに、これまで以上に年齢を感じさせるものだった。ビルドアップではリスクが高く、よってミスも多かった。ただ、後半に入ると安定するようになった」と、前半のプレーについてはかなり厳しい評価が下された。
  　なお、長谷部はポカール決勝における、最年長（39歳136日）での先発出場者となったが（交代出場を含めた最年長は1989-90シーズンにブレーメンで52分から出場してゴールも挙げたマンフレッド・ブルグスミュラーの40歳148日）、クラブの公式サイトは「今なお、ファーストチョイスとして変更の必要がない」と賛辞を贈っている。

構成●THE DIGEST

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