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海外サッカー

アストン・ビラ戦は攻守両面で苦しんだ三笘薫、専門メディアによる第7節の「ワーストイレブン」入り…大敗の原因に「カイセド喪失」の影響を指摘する声も

THE DIGEST編集部

2023.10.04

『WE ARE BRIGHTON.COM』は、今季のブライトンを「一か八か、饗宴か飢餓か」と表現し、アストン・ビラ戦はまさに後者の最適例になったと指摘。7節終了時点での総得点がリーグ最多(19点)を誇る一方で、総失点も14と20チーム中4番目に多い。ブライトンが6失点を喫したのは、2017-18シーズンにプレミアリーグに昇格してからは初で、アウェーゲームでのこの点差の敗北は、2012年4月のチャンピオンシップ第43節ウェストハム戦(0-6)以来だという。

 同メディアの見解では、守備の崩壊はDF陣よりも中盤に限界があり、「ビリー・ギルモアと18歳のルーキーであるジャック・ヒンシェルウッドのパートナーシップは軽すぎて、4バックに必要なサポートをもたらすことができなかった」と指摘した。

 また、米国スポーツメディア『The Athletic』は、「デ・ゼルビ監督の最大の悩みは、モイセス・カイセドの喪失を補う最も効果的な方法を見つけられていないことだ」と綴り、今夏にチェルシーに引き抜かれたエクアドル代表MFの存在の大きさを強調。彼が危険を予測してボールを奪取する能力に秀でていたことを紹介するとともに、その後任と目されるカルロス・バレバ、マフムド・ダフード、パスカル・グロス、ジェームズ・ミルナー、ヒンシェルウッドらが、いずれも前任者の域に達していないと見ている。
 
 他にも、攻撃時のブライトンの武器となる両ウイングの裏のスペースを突かれた際の対応の拙さや、同じく主武器であるポゼッションにおいて簡単にボールを失う場面が少なくないことなども指摘。加えて、デ・ゼルビ監督の「現時点で、我々の攻撃陣のプレッシャーはあまり強くない。これにより、守備陣が苦しんでいる。これは特定の選手ではなく、チーム全体の問題だ」というコメントを引用して、問題点を挙げる。

 イタリア人指揮官は、これらの原因が今季のハードスケジュールにあると主張。「我々は昨季、土日にプレーしながらヨーロッパリーグ(EL)出場を目指したが、(その出場権を得た)今季は3日ごとにプレーしており、これはもはや別のスポーツだ。我々には、このレベルで競争する準備ができていない。そうなると、このように負ける可能性も生じてくる。これは、私がこのクラブに加入して以来、最も重要な学習のひとつとなるかもしれない」と、初の欧州カップ戦出場に伴う苦しみに直面していることを認めている。

 とはいえ、次の試合は彼らを待ってはくれず、10月5日にはELのグループリーグ第2節のマルセイユ戦が控えており、その3日後にはプレミアリーグ第8節で難敵リバプールと対戦することになる。ブライトンは、問題の解決策を見つけることができるか。そして、三笘は再び勢いを取り戻せるか、非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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