最後にラツィオ。セリエAでは11位に沈んでおり、勝ち上がった中では最も意外な存在と言えるかもしれないが、「欧州でのパフォーマンスは、国内リーグでの不調を“否定”している。マウツィオ・サッリ監督のチームは、必要な時にゴールを決めるという非常に有用な習慣を身につけた。GKイバン・プロベデルが、グループステージ初戦のアトレティコ・マドリー戦で95分にヘディングで同点ゴールを挙げたことが際立っている」と、同メディアからの評価はポジティブなものだ。

　しかし、対戦相手のバイエルンについては「第１節でマンチェスター・ユナイテッドに４-３で勝利して以降、次ラウンド進出に何ら疑いのない戦いを見せた」として、守備面で「マヌエル・ノイアーは以前のような守護神ではなく、ダヨ・ウパメカノは常にミスを犯しそうな印象を与え、右SBのヌサイル・マズラウィにも不安がある」と問題があったとしても、ラツィオとの対戦では「快勝する」と断言している。
  　それぞれの日本人選手には言及していないが、昨季来の好調を維持する久保、今季より加入したラツィオでまだ適応していないように見える鎌田、そして出場した試合では攻守で大きな貢献を果たすも、持病とも言えるふくらはぎの負傷で現在は長期欠場が見込まれている冨安という、三者三様の状況にある日本代表戦士の中で、誰が最後までこの大舞台に立ち続けるのかも、今季のCLの大きな興味の焦点である。

　なお、同メディアの他の５試合の勝敗予想は以下の通りである。

・バルセロナがナポリに僅差で勝利
・アトレティコ・マドリーがインテルに僅差で勝利
・ドルトムントがPSVに僅差で勝利
・マンチェスター・シティがFCコペンハーゲンに快勝
・レアル・マドリーがRBライプツィヒに快勝

構成●THE DIGEST編集部

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