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海外サッカー

古巣相手に完敗のソシエダ久保建英、孤軍奮闘ぶりに「日本人選手が常に全てを解決できるわけではない」と現地メディア

THE DIGEST編集部

2024.02.25

 日刊紙『El Pais』は、「ビジャレアルの攻撃が相手にとっては恐ろしいものになった一方で、ラ・レアルは攻め続けるものの、多くが枠を大きくシュートに終わるか、相手の守備に阻まれた。久保の右サイドでの奮闘も報われず、また彼のプレーにはインスピレーションが感じられなかった」と、チームと久保個人の両方に対してネガティブな印象が示され、ラジオ局『Cadena SER』も、「久保は飽くことなく積極的にトライし続けたが、フィニッシャーを見つけられず、またはペナルティエリア内では精度に欠けた」と厳しく評している。
 
 バスク・ギプスコアの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、「ビジャレアルの得点はソシエダをKO状態にし、反応する能力を奪った。ソシエダはゴールがなく、アイデアもなく、インスピレーションもなし……。予測可能な重苦しいプレーと続け、常に久保にボールを預けて、ランプをこすりながら天才のプレーを待ち続けた。しかし、日本人選手が常に全てを解決できるわけではない」との表現で、背番号14の孤軍奮闘ぶりを強調した。

 また、10点満点の採点では「5」(これでもチーム最高タイ)を与え、寸評では「彼は最後まで相手に挑み続けたが……シーズン序盤のような精度の高い、攻撃的なプレーは見られなかった。アンデル・バレネチェアがいないと、チームは久保のサイドに過度に依存し、相手チームにとってより守りやすくなってしまった。それでも、彼には実力がある」と、チームとしての問題も指摘している。

 最後に、サッカー専門サイト『El Desmarque』は「ボールコントロールが上手くいかなかった。センターを脅かそうとしたが、ラ・レアルのどの選手にとっても、良い日ではなかった。それでも、試合終了の笛が鳴る瞬間までトライを止めることはなかった」と、ネガティブな寸評を綴り、採点はチーム2番目となる及第点の「6」とした。

構成●THE DIGEST編集部

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