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海外サッカー

来季のリバプールで遠藤航がポジションを失う可能性を現地メディアが示唆…地元紙記者は「私は彼の大ファンだが…長期的なオプションが必要」

THE DIGEST編集部

2024.05.02

 一方、スポーツ専門サイト『sportskeeda』は、リバプールの今夏の戦力補強の候補としてフェイエノールトのオランダ代表MFマッツ・ウィーファーに注目。スロット監督とアンフィールドでも共闘する可能性があるという24歳を、「中盤で安定性と制御力を提供できるアンカーとして、すでにエールディビジで100試合以上の出場を誇る。今後、何年にもわたってレッズの中盤の要となれる」と絶賛。そして、「彼を獲得した場合、遠藤は有能なバックオプションとして機能するだろう」と、現アンカーにも言及した。

 他にも、サッカー専門サイト『TBR』は、イタリアの『TUTTO JUVE.com』の情報として、アタランタのオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルスのリバプール行きの可能性に触れ、「長らく噂されているものであり、(同じく関心を寄せているという)ユベントスへの移籍の確率は下がっている」と報道。こちらの移籍金は6000万ユーロ(約101億円)とされている。

 このように、遠藤のポジションには多くの補強の可能性が示唆されているが、これについてリバプールの地元紙『ECHO』のジョー・リマー記者は、「リバプールは昨夏、トップクラスの守備的MFを獲得することに注力し、1億1100万ポンドでモイセス・カイセド(ブライトン→チェルシー)の争奪戦を展開した後、1600万ポンドのベテラン選手、遠藤航を獲得することで、その追求は終わっていた」と振り返り、以下のように続けた。
 
「私は今、遠藤の大ファンだが、彼はすでに30歳を超えてしまっているため、リバプールには、チームを次のレベルに引き上げることができるような、長期的なオプションが必要だ。ロドリの不在がマンチェスター・シティに与えた影響や、デクラン・ライスとの契約がアーセナルを新たな高みに押し上げたことを重視する必要がある」

 遠藤の去就については、リバプールのクラブ専門サイト『ROUSING THE KOP』で、グレアム・ベイリー記者が「もし遠藤がある時点でドイツに戻ったとしても、それは大きなショックではない。彼は加入し、仕事を終えた。素晴らしい仕事をしたと思うが、彼がブンデスリーガに戻るのは、確実に目に見えている」と語ったことが他のメディアでも話題となり、同じクラブ専門サイトの『ANFIELD CENTRAL』は「売却する意味が分からない。彼を残す方がはるかに合理的だ」と反論している。

 その働きが評価されながらも、改変期を迎えようとしているチームにおいてはその年齢がネックになっているように感じられる遠藤。とはいえ、彼以上の年齢でもハイレベルのパフォーマンスを発揮し続けている選手がいるのも事実であり、日本代表のキャプテンがレッズでその存在感を示しながら、契約を満了できるかどうかが興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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