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海外サッカー

「刺激的」「アトレティコに警告を与えた」フル出場の久保建英、鮮やかなドリブルシュートなどの決定的なプレーには現地メディアから高評価

THE DIGEST編集部

2024.05.26

 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保の決定機を「中央からドリブルを開始し、見事なシュートを放った。しかし、GKヤン・オブラクが全力で手を伸ばし、CKに逃げた。ソシエダにとっては絶好のチャンスだった!」と報じ、この日本人選手を前後半の両方でチームのベストプレーヤーに選定している。

 また個別評価の記事では、「控えめだったシーズン後半戦を締めくくる良いプレーを披露。リノとセサル・アスピリクエタは彼を止める術を見つけられなかった。素晴らしいドリブルの後にアルセン・ザハリャンに素晴らしいクロスを送った他、3人の相手選手の間をすり抜けてから強烈なシュートを放った。アディショナルタイムの最後の瞬間まで攻撃し続けたが、オブラクの好セーブに遭うなどやや運がなかった」とポジティブに振り返り、彼のプレーを「刺激的」と表現した。

 一方の『SPORT』紙は、ソシエダが多くの時間でアトレティコに対して抵抗を試みていたことを強調する上で、「(後半途中の段階で)アトレティコは決して試合に勝ったとは言えなかった。なぜなら、ギプスコアのチームは十分な実力を有しており、久保がオブラクに試練を与える場面を作って警告を与えたからだ」と綴っている。
 
 ソシエダの地元バスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』も、「久保がその日最高のプレーで沈滞した流れを打破し、正確で際どいシュートを放ったが、オブラクにセーブされた」とドリブルシュートに言及し、10点満点の採点ではレミロ(7)に次ぐチーム2番目タイの「6」を与え、以下のように彼の90分間を評した。

「ソシエダで最も危険だった選手。アジアカップ後にチームに復帰してからパフォーマンスが低下したのは確かだが、彼は常に挑戦を続けている。一部の人間は、彼を個人主義的だと非難するが、チームは彼のドリブルを評価している。良い突破と、その日の最高のプレーを披露。オブラクに素晴らしいシュートをセーブされた。この試合でも、いつものように非常に激しいプレッシャーを受けた」

 最後に、サッカー専門サイト『EL DESMARQUE』は、「スタメンに復帰し、幾つか相手にとって危険な場面を創り出したが、アジアカップ前の爆発的なプレーを見せることはなかった。シーズンが長く感じられたことだろう」と、寸評にはネガティブな記述も見られ、採点はチーム2番目タイの「6」となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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