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海外サッカー

「相手守備陣がめまいを起こすほど…」CL決勝で躍動&ダメ押し弾のヴィニシウスに多方面から最高評価と賛辞!「初のバロンドールを手にしたようだ」

THE DIGEST編集部

2024.06.03

 貴重な先制点を挙げたカルバハルは、「もっと余裕を持って勝ちたかった。我慢の戦いを強いられた」と本心を明かした上で、「今季はCKに積極的に参加していた。最初のチャンスを逃したので、2回目は決めなければと思っていた」と得点に言及し、自身6度目(史上最多タイ)のCL優勝には「言葉では説明しきれない。難しい試合だったが、チャンスは来ると信じていた。神のおかげでここにいる」と感謝の意を示した。

 そして、粘るドルトムントにトドメを刺す追加点を奪ったヴィニシウスは、自身のSNSでビッグイヤーを手にした画像を公開して喜びを表わしている。この背番号7に対して、英国の日刊紙『The Guardian』は「ドルトムントの守備陣がめまいを起こすほど、彼らを翻弄する巧みなプレーを次々と繰り出し、最後は見事なゴールで締め括った」と称賛し、10点満点の採点ではクロースと並んで「9」の最高点を与えている。

 その絶大な貢献ぶりを評価された23歳に対しては、今年のバロンドールの有力候補に挙げるメディアも多く、専門サイト『Planet Football』は「バロンドール・パワーランキング」でリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)、キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)、ベリンガムらを抑えてヴィニシウスが1位を維持していることを伝え、以下のように寸評を綴った。
 
「このブラジル人は、シーズンの重要な瞬間にピークに達する確かな能力を持っているようだ。バロンドールは重要な場面で大活躍することが全てであり、彼はCLのノックアウトステージでまさにその力を発揮した。そして、最高の締めくくりは、ウェンブリーでの華麗なパフォーマンス。控えめな表現では足りないほどだ。イングランド(ベリンガム)とブラジルがそれぞれ今夏のEURO2024とコパ・アメリカでどのような運命を辿るかが切り札となるかもしれないが、現時点でヴィニは初のバロンドールを手にしたようだ」

 また、『GIVEMESPORT』も同パワーランキングでヴィニシウスを1位に選定。その理由を「今季は華々しいスタートとはならなかったが、最も重要な時にコンディションを維持して結果を出した。昨年はマドリーで55試合出場・23ゴール・21アシストを記録し、バロンドールランキングで6位。そして今季、ラ・リーガとCLを制覇した彼は、今や行列の先頭に立っている。スペイン・スーパーカップの決勝でバルセロナ相手にハットトリックを達成したことも、彼の評価を高める一因となった」と挙げている。

 アンチェロッティ監督は「ヴィニシウスはバロンドールに値する。全く疑いはない」、またフロレンティーノ・ペレス会長も、「彼はバロンドールを受賞するべきだ」と、それぞれ主張している。CL制覇を立役者が年末、さらなる勲章を手にするのか。欧州を制した偉大なチームには、今後も多くの楽しみが存在する。

構成●THE DIGEST編集部

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